部屋やごはん、お気に入りの道具たちを本人撮影の写真で見せていただき、バトンを繋いでいくリレー連載。前回の櫻井彩子さんのバトンを受けてご登場いただくのは、『meme meal(メメミール)』としてレシピ提供やフードコーディネートをする安居みおさんです。
安居さん・暮らしのルール
1)平日はできるだけ手料理を作る
2)休日はできるだけおいしいものを食べに行く
3)迷ったらワクワクする方を選ぶ
2020年まで都内で、ごはんとおやつと紅茶の店を営んでいた安居さん。現在は、オンラインショップで焼き菓子やジャムの販売を中心に行っています。
「7年前に母が亡くなったことをきっかけに、都内から父方の祖母が住んでいた実家の隣に引っ越して6年。父が一人暮らしする家の隣にある築40年以上の昭和な家で、夫婦で暮らしています」
そんな安居さんが暮らしのなかで大切にしているのは、やっぱり食事。
「お店をやっていたときは忙しく、日々の食事が疎かになり、本末転倒だったことへの反省があります。健康のためが第一ですが、充実感が感じられなかった日でも、夕食を作って食べることで“今日もよかった”と思えます。ただ休日はおいしいものを外で食べたい。外食すると、生産者やシェフ、お店を教えてくれた人など、あらゆる人に対して、感謝の気持ちが生まれます」
コロナ禍前には、“来るものは拒まず”な部分があったという安居さん。最近では、自分にとって心地よいもの、こと、人について考えるようになったのだとか。
「今後は「meme meal」を始めるきっかけとなった、世界のおばあちゃんに料理を教えてもらうことを再開できたらいいなと思っています。自分の心地よさを大切にしつつ、人にも優しくありたいです」
profile
安居みお/やすいみお
祖母に料理を教えてもらったのがきっかけで、『meme meal』という屋号で料理を生業に。出張社員食堂やカフェの運営を経て、現在は焼菓子やジャムの通販、イベントでのお弁当販売、レシピの提供などを行なっている。
Instagram:@meme_meal
安居さんがバトンを渡すのは、イラストレーターの落合恵さん。「落合さんには『meme meal』のロゴを描いてもらいました。自身が描くイラストのように、落合さんは真面目でとても優しく、人当たりが軽やか。自分にとって心地よいものをよく知っているのだろうなと思います」と安居さん。落合さんの暮らしは、9月中旬に公開予定です。どうぞお楽しみに。
これまでの<住まいと暮らし>
◎vol.10人生の集大成としてものづくりを楽しむための、自分のアトリエーTRUCK唐津裕美さん
◎vol.11自分時間を大切に。好きなものに囲まれた暮らしーミアズブレッド森田三和さん
◎vol.12心を支えてくれるアクセサリーと映画、音楽ーfangle藤島多恵さん
◎vol.13毎日をご機嫌に。ストレスフリーな鎌倉生活ーfabric camp 小山千夏さん
◎vol.14大自然に囲まれた沖縄で、自然に委ねる暮らしー波羅密 根本きこさん
◎vol.15自分の気持ちに忠実に。心と身体が充実できる場所づくりー中村日波さん
◎vol.16沖縄の自然の恵みを取り入れた、身も心も軽やかな暮らしーRIncostarさん
◎vol.17昔の暮らしに思いを馳せながら楽しむ、沖縄のトライアングルライフーあらきみずえさん
◎vol.18お気に入りをいつも目に入るところに。季節や気分で変えて楽しむインテリアー森祐子さん
◎vol.19買い物は一票を投じるような気持ちでーmamelon蓮井まきさん
◎vol.20暮らし方もインテリアも、すべて猫ファーストー井上佐由紀さん
◎vol.21 ものもインテリアも、納得のいくものだけをーBORON櫻井彩子さん