味わいのあるヴィンテージマンションに夫と2匹の保護犬とともに住むモデルの原由美さん。美しく清潔感のある空間の中にある、インテリアの優しい色づかいが、自然と心を落ち着かせてくれます。今回はそんな原さんの、来る人が「もっといたい」と思えるような、人の集まる家を見せていただきました。
人が集いやすい家、それが理想です。
モデル/原由美さん
築40年は経つという低層マンションに原さんは暮らしています。
「ここに住んで11年。かなりの築年数なので隙間風も入ります。でも、それも味わいですね」
清潔感ある美しく整った部屋。かと言って緊張感はなく、なんともいえないリラックスした雰囲気が漂います。
「一人っ子で育ったせいか、『人に集まってもらえるような空間にしたい』 と。モノトーンでモダンなインテリアでは気が張ってしまうから、要所要所に色を取り入れよう。新品もいいけれど、今まで使ってきた愛着あるものも置こう。リーズナブルだけど使って楽しくなるものを探そう。そんな感じで夫と一緒に揃えたり、独自で選んだものに囲まれています」
人が集まる家には、原さん流のいろいろな思いが詰まっていました。
「ほっこりとして温かみがある、シンプルで気持ちいい、それが理想の部屋。いらした方に『もっといたい』なんて言っていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。まだ気軽にお招きできる状況ではありませんが、近い将来、ここで皆でワイワイ、笑い集える日を願っています」
雑誌や本は見える収納で。
はらゆみ
モデルとして雑誌、広告などで活躍。8年程前から苔玉に興味を持ち、趣味が高じて苔玉講師としても活動の場を広げる。夫と2匹の保護犬(クマコとトンキチ)とともに暮らす。
『ku:nel』2021年7月号掲載
写真 玉井俊行/取材・文 河田実紀 Hata-Raku
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