【フランスマダムのお部屋探訪】「パリの街並みが最高のインテリア」アンティークミックスの心地良い住まい。

モンマルトルの丘 アール・デコ様式 フランスマダム

好きなものをセンスよくディスプレイし、想い想いに自分が心地いいと思う空間作りをしているマチュア世代のフランスマダム。今回は、パリを一望できる素敵な立地に住まうロレーヌ・デュクレ=ジラルデさんのセンス抜群なお部屋をお届け。

モンマルトルの丘の頂上近くに建つ、1910年のアール・デコ様式のアパルトマンの最上階がロレーヌ・デュクレ=ジラルデさんの住まい。

エントランスの正面に続く廊下を抜けると、左手にダイニング、右手にリビング、そして正面にはエッフェル塔をはじめ、パリの主要モニュメントが一望できるパノラマビューが広がります。

ノル エッフェル塔 ダイニング
1920年代のライトを天井に配し、テーブルと椅子はノル。エッフェル塔や街並みを、この角度から眺められる素晴らしいダイニング。

毎朝、朝日が差し込む時間帯にダイニングでゆったりとお茶を飲むのがロ レーヌさんの大切なルーティーンです。「ハーブティーが大好きなので、その日の天気や気分に合わせ、いろいろな種類をチョイスしています」

「お惣菜は買ったことがない」と話す、料理好きのロレーヌさん。毎日腕を振るう場所だけに、使いやすいシステムキッチンを採用。
ペラオ ヴィンテージ
スペイン人作家ペラオの抽象画、 長女作のブロンズ像、オレンジ×ピンクの花器、ヴィンテージの北欧照明を飾ったダイニングの一角。
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天気がいい日や暖かい季節には、テラスで過ごす時間が多くなるそう。「日光浴をしたり、テラスのテーブルでお茶を飲んだり。お散歩しながらパ リの街並みを眺めるのも好きですが、ここから見下ろすのも大好きです」

家具はミッドセンチュリーを中心に、 家族から譲り受けたアンティークと、 旅先から持ち帰ったオブジェなどをほどよくミックス。

カッシーナ 肘掛椅子
リビングの赤い肘掛椅子はカッシーナ。ストライプの椅子は1940年代の英国製。糸を編んだテーブルはチベットから持ち帰ったもの。

そしてこの部屋のインテリアの軸になるものは?とうかがうと、 「時間帯によって刻々と変わる、窓から見えるパリの街並みが最高のインテリア。だからできるだけ室内にはものを置かず、シンプルに景色を楽しめるようにしました」

写真/篠 あゆみ コーディネート/鈴木ひろこ 編集・文/今井 恵 再編集/久保田千晴

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