【気持ちのいい我が家】緑を眺めながらの朝風呂は格別。リビングにはバーも。インテリアデザイナー小林恭さん、マナさん/後編
家は住む人を守り、心をなごませる大切な容れ物です。心からのくつろぎを求めて家をつくった人たちに、その住み心地を聞いてみました。今回はインテリアデザイナー小林恭さん、マナさん夫妻です。
【気持ちのいい我が家】緑とかわいいアートに囲まれた心豊かな暮らし。インテリアデザイナー小林恭さん、マナさん/前編からの続きです。
壁や内装の色は抑えたから、 好きなアートがより引き立つ。
南側にある玄関で。保護犬のいちごは夫婦の大切な家族だ。
2階にはバスルーム、リビング、夫婦それぞれの個室などプライベートな空間が。緑を愛でながらの朝風呂など夢のようだが、実際はシャワーで済ますことが多いとか。ミラー下の白熊の行列がユーモラスでかわいい。
こちらはマナさんの個室の風景。壁にはリビングのガラスケースにあったのと同系統、石本藤雄さんのリンゴのオブジェ。
「自分の好きなものを集めてみたら、実は少女的なものが好きだと気づいたんです」とマナさん。右手のドアの向こうはウォークイン・クローゼット。
ときおりクラブでDJも行っている恭さんの部屋にはレコードが天井までびっしり。音楽好きな人の夢がつまったようなコンパクトな部屋。
2階リビングルームのガラスケースと反対側の壁を開くと、なんとバーが出現。シンクも備え、リビングでくつろぎながらお酒やお茶を楽しめる。欧米のホテルなどの部屋にあるバーをイメージして作ったそう。
意外なところに意外な仕掛けがあるのが小林家の楽しさ。仕事柄もあり、多く所有するリネン類を廊下の引きキャビネットに収納。1階は土足、2階で靴を脱ぐため、当初は靴のクローゼットにと考えていたのだとか。
あふれる緑、キュートで温かいアートワークに囲まれて、愛する猫や犬とともにある暮らし。それがもたらすエネルギーが小林さん夫婦の生きる力につながっているに違いない、と思えてくるのです。
小林恭さん、マナさん宅の間取り図。
夫婦にとって初めて自ら設計した家。普通は窓を開き居室を作る南側が、ここでは玄関やユーティリティスペースに。目の前が公園だから、愛犬の散歩やウォーキングにさっと出かけられるのもうれしい。
PROFILE
小林恭/こばやし・たかし
インテリアデザイナー 59歳
インテリアデザイン事務所に勤務後、マナさんとともに設計事務所imaを設立。クライアントの世界観を空間で表現する設計を得意とし、店舗や住宅などを幅広く手がける。
小林マナ/こばやし・まな
インテリアデザイナー 59歳
恭さんとともに、設計事務所imaを運営。フィンランドのナショナルブランド『マリメッコ』の店舗デザインなどを手がける。老犬老猫の預かりボランティア活動も。
『クウネル』2026年5月号掲載
写真/木寺紀雄、イラスト/丹下京子、取材・文/船山直子
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