新連載【住まいと暮らしvol.001】 フォロワー24万人!世界中の‟暮らし好き”を魅了するフラワースタイリストの美しい生活とは?ー増田由希子さん

家で過ごすことが当たり前になったこの一年。部屋を心地よく整えたり、自分の好きなものと暮らすことへの関心はいっそう高まっています。そこで、部屋やごはん、お気に入りの道具たちを本人撮影の写真で見せていただき、バトンを繋いでいく新しいリレー連載が始まります! 記念すべき第一回目を飾るのは、超人気インスタグラマーであり、フラワースタイリストの増田由希子さんです。

由希子さん・暮らしのルール

増田由希子さん

1)キッチンは常にキレイを保つ
2) モノ選びの基準を自分の中に持つ
3)美しい姿勢を保つように心がける

増田由希子さんの卓越した審美眼と独自の世界観は、本職である花まわりのことはもちろん、インテリア、器、お菓子作りなど、あらゆることに貫かれています。‟美しい暮らし”を維持するために、日頃、意識していることはなんでしょうか?

「モノ選びについては、本当に自分にとって必要かをよく考え吟味しています。 アイテムによって基準は異なりますが、心惹かれる部分があるかどうか、役立つものか、手持ちのものと組み合わせることが可能かどうか。少しでもあわないと感じる部分があれば、スパッと諦めます。

それから、やっぱり暮らしのキホンですが、掃除も大事。とくにキッチンは、 汚れたらすぐに拭き掃除をして、キレイを保つことを心がけています。これは、どれほど疲れていても台所だけはいつもピカピカに磨いていた母から教わった習慣ですが、 母もまた、祖母をお手本にしていたそうです」

愛用する木の家具は、すべて無垢材。北の住まい設計社のダイニグテーブルは、北海道産のメープル材、デンマークの椅子はオーク材。「職人さんが一心に手作りした家具には、温かく、凜とした美しさがあります。木は生き物ですから、使い込むほどに風合いが増し、暮らしに馴染んでいく変化の過程もまた魅力ですね」
インスタグラムのコラボレーションで、デンマークのデザイナー、シルケ・ボンデさんご本人から送られてきたというアートポスター。デザイン名は、Leaf Lines(葉脈)。「自然からインスピレーションを得てデザインされた彼女の作品は、美しく、洗練されています」
暮らしの根っこ_増田由希子さん
自宅の庭で咲いた花や枝物は、増田さんのインテリアには欠かせないアクセント。ソファテーブルには、丈の低い花やグリーンを飾って。「カシワバアジサイは、白からグリーンへと変化した色合いがなんとも美しく、癒やされます」
暮らしの根っこ_増田由希子さん
増田さんのスタイリングでは定番となる、白い陶器の花器。「花をより上品に、美しく見せてくれる魔法があります。ターコイズブルーの花器は、陶芸家藤本羊子さんの作品で、美しい色合いと女性陶芸家らしい繊細なフォルムも気に入っています」
暮らしの根っこ_増田由希子さん
アトリエの壁の一部をDIY。
暮らしの根っこ_増田由希子さん
増田さんの憧れ、オーストラリアのフードスタイリスト・donna hay(ドナ・ヘイ) の雑誌やレシピ本。「インテリアやフードレシピの洋書も、花のスタイリングに役立つんです。だから、なるべく花以外の分野にもアンテナを張って、情報を得るように心がけています」
「花には、旬の時季があります。その季節にしか手に入らないからこそ、毎年その時季が待ち遠しく、楽しみでなりません」。写真は、美しいニュアンスカラーのダリア・カフェオレと紫色のブッドレア。
暮らしの根っこ_増田由希子さん
商売道具でもある花ばさみは、3種類を用途によって使い分ける(花ばさみ、枝切り、携帯用)。「昔、スウェーデンで購入したクラフトバサミは、紙や紐をカットする時に重宝しています。ナイフは、バラの棘取りやチューリップ、ヒヤシンスなどの球根系の植物に」
暮らしの根っこ_増田由希子さん
畑で野菜作りを始めて、9年になる増田さん。「この9年で、野菜本来の甘みやおいしさが、わかるようになりました。また、一番おいしい野菜の食べ方は、”旬の時季に採れたてをいただくこと”だと、野菜から教えてもらいました」
暮らしの根っこ_増田由希子さん
旬のみずみずしい果物を使ったお菓子作りも、増田さんの大切なライフワーク。「ダークチェリーは、焼菓子をはじめ、コンポートにしたり、ピクルスにしてサラダに入れたりします。こちらは、フランス・アルザス地方のお菓子、タルト・オ・スリーズ(チェリータルト)。レモン風味のアパレイユが爽やかで、夏にぴったりです」
暮らしの根っこ_増田由希子さん
畑で収穫した男爵いもを使った「ビシソワーズ」。お隣の全粒粉とクルミのソーダブレッドも、増田さんの手作り。「ソーダブレッドは、アイルランド生まれのパンです。ボウルで材料を混ぜてオーブンで焼くだけなので、パン作り未経験の方でも簡単に作れるのでおすすめです!」
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由希子さんがバトンを渡すのは、由希子さんが心から尊敬しているとおっしゃる、ファッションスタイリストの森慶子さんです。どうぞお楽しみに!(次回は7月末公開予定)

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