【居心地の良いインテリア⑥】鮮やかな色彩が暮らしに華を添えるモロッコ雑貨。『ファティマモロッコ』大原さんのインテリア

オオハラさん インテリア

古いものと新しいものが調和したリビング。鉢カバーは、細やかなメタルワークが印象的な、モロッコ産アンティークバケツ。そんな空間で過ごす日々。今回は「ファティマモロッコ」ディレクター・大原真樹さんがモロッコインテリアをお送りします。

モロッコの気に囲まれながら、東京で過ごす。

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ウッドデッキを敷いたベランダには、モロッコの職人さんの手仕事が光る一点もののテーブルを。「ステイホーム中はここが特等席」

玄関に並ぶバブーシュやラグに始まり、天然素材のカゴやリネン、食器に至るまで、とにかく家中がモロッコのムードに包まれている大原家。10年以上、一年の1/3をモロッコで過ごしてきた大原真樹さんですが、昨年度は一度も渡航できなかったといいます。そこで、突如できたゆとり時間を生かそうと、部屋の断捨離に乗り出します。

「以前、スタイリストをしていたこともあって、モロッコに限らず、さまざまな国の雑貨や食器を集めていたんです。でも、今回の断捨離で手元に残ったものは、結局ぜーんぶモロッコのものでした。自宅にこもっていると気持ちが沈みがちですが、色鮮やかなモロッコ雑貨は元気を与えてくれますね」断捨離に加えて、もうひとつ取り組んだのが、バスルームのリフォーム。もともと住まいを購入した20年前に、キッチンとトイレは優先して、当時から好きだったモロッコ仕様にリノベーションしていたのだそう。

「好きなものに囲まれていると、バタバタした朝も心に余裕が生まれます」とにっこり。オリジナルバスソルトは、半身浴の必需品。

キッチンでも、カゴやリネンをふんだんに活用。スツールの上の小さなカゴは、モロッコ産の唐辛子を乾燥させているところ。

自他共に認める「カゴ好き」の大原さん。洗面台下は、産地の異なるヤシの葉や水草で編まれた特注バスケットを、隙間なく並べて。

赤をアクセントカラーに配した清潔感のある空間。「運気が流れる場所なので、トイレは毎日ピカピカに磨いています」

バブーシュは、通年大活躍。上質な羊皮のみを使用し、色付けや絵柄、刺繍、縫製に至るまで徹底的にこだわった一足。

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その後、お店を立ち上げ、あっという間に16年。昨年、念願のバスルームに手をつけました。洗面台には、タイルや特注した天然草のバスケット、星型のランプシェードが配され、そこはさながらマラケシュのリアド(宿泊施設)のよう!「お風呂で考えごとをしていると、各地にいる職人さんやスタッフの顔が浮かぶんです。お店で扱う商品も同じなんですが、ただ『かわいい』だけではなく、作り手をきちんと知り、工程や背景に納得できるものに触れていたいんです」

『ku:nel』2021年7月号掲載
写真 近藤沙菜 / 取材・文 権 佳恵


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「買い替え」ではなく「メンテナンス」。「吟味して買い、長く愛用」がいまの気分です。
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