サステナブルで心地よい暮らしを心がけ、日頃の買い物や行動にも生かしている<クウネル・サロン>プレミアムメンバーの月川敦子さん。最近、長年使ったソファをメンテナンスに出し、生まれ変わらせたそうです。ものとの付き合い方について伺いました。
へたってしまった家具や道具、どうされていますか?「新しく買い替える」のも心躍る体験ですが、愛着あるものを長く使い続けていくことも心地よく、これからの時代、益々その需要が高まっていきそうです。
日ごろからサステナブルな選択を意識的にしている月川敦子さんは、道具をメンテナンスしながら使いつないでいくことを楽しんでいます。最近は、ソファや椅子の部品交換も行ったそう。
「日常使う家具は、頻繁に変えられるものでないので、だいぶ長く使ってるものが多いのですが、そのぶん、時々メンテナンスが必要になります。ソファは座面が破れてしまい張替えを、椅子は脚先に付いていたプロテクト用のレッグキャップを新しくしました」
ソファは日本の老舗家具メーカー『カリモク60』のもの。 「100歳の木を使うなら、その年輪ふさわしい家具を作りたい」との思いで、家具づくりを行っているメーカーで、修理やお手入れに力を入れています。
「お手頃の家具もいろいろあるいま、買い直してしまう方が安いし気楽という考え方もあると思いますが、買い物する時、けっこう時間をかけて選び納得しているものだし、また次に新しいものを見つけるのが面倒なのかも。ケチな性分もあるかしら(笑)。家具などはきっと廃棄するのに多くの廃材や廃棄物が出そうだし、かんたんには捨てられないなと思っています。どうしても不要になったら、リサイクルショップへ引き取ってもらったり、個人的にお譲りしたりとか極力粗大ゴミにならないように意識しています。大量生産、大量消費から次のフェーズに来ている気がします」
家具に限らず、お気に入りのものは、不具合が出たり傷んでくると、一度は修理可能か、再生可能かを検討するといいます。
「キッチン道具やインテリア用品も自分でできるものは対処し、交換部品などが必要ならメーカーに問い合わせて、取り寄せます。最近は、柳宗理のミルクパンの取手、イサム・ノグチのライトシェードを取り寄せて寿命を延ばしました。そういう対応をしているメーカーや販売店を応援したい気持ちもあります。そのため、どうしても定番やロングライフ商品を選びがちです。お皿なども定番なら、もし家族分4枚のうち1枚割ってしまっても、追加できます」
あまりに物持ち良すぎて、定番さえ廃番になったものもあるという月川さん、ものを愛し、大切にする姿勢、真似したいものです。
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