これまでクウネル・サロンでご紹介した記事の中から、10月に読みたい記事をピックアップしました。
※記事の初出は2022年4月。内容は執筆時の状況です。
長年の経験で培ったセンス、そしてこだわり。マダムたちの暮らしには、おしゃれのヒントがいっぱい。彼女たちがごく自然にインテリアに取り入れているパリ・テイストを、学んでみませんか。シンプルな白が基調の部屋にアート、床、窓で表情を加えているというアニエス・カティーノさん の部屋をご紹介。
アニエス・カティーノさん
Agnès Catineau
「Brunswick」パリ支局長 59歳
1年前から暮らすアパルトマンは、新しいパートナーと生活するために越してきた部屋。彼と私がたまたま上下に位置する部屋を手に入れたので、大改装してメゾネットにしました。大好きなアートをたくさん飾りたいので、白い壁と天井でシンプルに仕上げました。
床をヘリンボーンのフローリングにしたり、グレー×白のタイルにしたりと、表情を変えています。窓もオーダーしたステンドグラスを使い、ちょっとしたギャラリー風に。
◆Living Room
革のソファは Zanotta。ローテーブルは CARAVANE。手前のグレーのチェアはフランスのオークションハウス、アールキュリアルで落札。アートに囲まれる部屋にしたくて、窓際の棚の上などをアートスペースとして活用。
◆ Decoration
真っ白なエントランスには赤が印象的なアートを飾 って。天井からは白い空間にふさわしいムラーノガラスの シャンデリア。
バスルームの床は上品なグレーのヘキサ ゴン・タイル。南仏の職人に特注したステンドグラスの窓 から柔らかい光が入る、アンティークの椅子を置いたくつ ろぎのスペース。
◆ Kitchen & Teatime
グレーと白で清潔感のあるモダンなキッチン。 調理台の天板と前面の壁には、グレーと白のマーブル模様の大理石を使用。奥の窓はオー ダー中のステンドグラスに付け替え、テーブル上のランプシェードも取り替える予定。
◆ Bed Room
温かみのある木の素材の家具、そしてグレーと白でまとめたベッドルーム。アクセントになったオレンジの椅子は、リヨンのアンティークショップで一目惚れしたもの。大きな窓からの日差しが気持ちいいベッドルーム。
『ku:nel』2017年1月号掲載
写真/篠あゆみ コーディネート/石坂紀子 編集・文/今井 恵
●参考になるインテリアそのほかいろいろ
◎【居心地の良いインテリア①】庭の緑が心地いい。浅見英理さんの好きなものに囲まれた、自分らしいインテリア。
◎【居心地の良いインテリア②】外に出られないこのご時世、お庭の植物たちに助けられました。緑を育てリフレッシュ。
◎【居心地の良いインテリア③】こてらみやさんが心を動かされる。少しずつ集まってきた世界各国の古いもの。
◎【居心地の良いインテリア④】北欧雑貨の温かさと、機能美を暮らしのなかに。おさだゆかりさんのインテリアコレクション。
◎【居心地の良いインテリア⑤】インテリアスタイリストの暮らしを支える名工の椅子8脚の物語。
◎【居心地の良いインテリア⑥】鮮やかな色彩が暮らしに華を添えるモロッコ雑貨。『ファティマモロッコ』大原さんのインテリア
◎【居心地の良いインテリア⑦】ノスタルジックな70年代の家具や雑貨に魅せられて。デザイナー、エマニュエル・モンデジールさんのこだわりインテリア。