オリジナルの美意識や暮らしのアイデアが詰まった、お部屋にお邪魔しました。家主はサステナブルな生活雑貨のECサイト『BORDERLESS CREATIONS』を営む、張毓青さんと若井康弘さん。サイトの精神にリンクした、夫婦のライフスタイルと家の関係は素敵です。前編・2人で創り出したセンス輝く「地球にやさしい」部屋。からの続きです。
都会的な印象のアイテムが、生活シーンの彩りをアップ
収納も十分に備えた家とはいえ、 いつもきれいに片付いているのは凄い!「コンポストで生ゴミを削減したり、 浄水グッズと炭酸マシンを揃え、ペットボトルもやめました。また子供のグッズは子供部屋で完結させ、ダイニン グでは彼のエリアを決めて片付けさせ るように。夫婦共にきれい好きなので、 気付いた方が掃除してますね。実は家事分担ってなくて」(チャンさん)
食事は作らなかった方が後片付けを するなど、自然に家事を分けているの だそう。きれいの基準や家事への認識、 サステナブルな意識。夫婦で一致するのも快適な部屋の要因とは納得です。また自社セレクトに限らずサステナブルな日用品も、部屋の要所にあって見栄えもよろしく、生活シーンに楽しい彩りを加えています。
アートのディスプレイもふたりの美意識を伝え、シンプルな家で温もりの要素ともなって。「このあと20年?年齢を重ねたら違う形で暮らしたいと思うかも。でもここに住む限りは、野菜作りなど都会でできるスローライフの環境をもっと整えたい」(若井さん)
壁や床はエコ建材でセレクトして。
「楽しく、ここちよくみんなで暮らすために、いいものに囲まれていたいで すね」(チャンさん)
ふたりの意識の合致は、今後も住まいと生活の美しさを高めるはず!
チャン・ユーチン、若井康弘
チャン:東京生まれの台湾人。コンピュータサイエンスとファッションを海 外で学びアパレルほか日本の企業でキャリアを積む。
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若井:東京出身。 A.P.C.代官山の店長職などファッション、リユース、リサイクルの仕事を経験。ふたりで2019年ボーダーレスクリエーションズを設立。サステナブルなライフスタイルを発信。オンラインストアを2020年より開設し、 他で購入できないアイテムも多数。https://borderlesscreations.com/
『ku:nel』2021年7月号掲載
写真/伊藤徹也 、 取材・文/原 千香子
●そのほかお部屋に関する記事
◎【Parisインテリア探訪.1】心豊かに第二の人生、わたしの新しい生活。「DORETTE」デザイナー・カトリーヌさんのお話。
◎【Parisインテリア探訪.2】田舎暮らしを体験し、植物と調和するインテリアを再考
◎【Parisインテリア探訪.3】子供たちの独立をきっかけに、暮らしを上質でコンパクトに変化。