40代デザイナーのバッグの中身。かごバッグは渋好み系からレトロなパリジェンヌ風にアップデート
かつてパリジェンヌが持っていたような蓋付きかごバッグ
「かごバッグが好きで、季節を問わず持っています」と話す藁谷さんが愛用するのは、長い持ち手が付いた、コロンとした形がお気に入りというワンハンドルの蓋付きのかごバッグ。
「昨年まではあけび蔓のかごバッグを持っていましたが、今の自分には色味が渋すぎると感じるようになって。でも、いつかまた似合うかもと思い、今はあえてガラリと、パリジェンヌが昔持っていたようなデザインにふってみよう!と、こちらを購入しました」
「合わせる服にもよりますが、今のところこれが一番しっくりきます。かごバッグの魅力は、持つだけでスタイリングが一気に完成するような存在感。あと、ちょっと形がユニークで、見た目重視の機能性ゼロ、というところもいいなと(笑)」
かごに入れるポーチは柔らかい布製がベスト
持ち物は好きな色でまとめて、アイテムは長く使う方だという藁谷さん。中にはちょっとキャッチーなデザインも加え、バランスを見て足したり引いたりしているのだとか。
「かごの中には、軽くて形が変わるものがいいと分かり、ポーチは布製のようなふにゃふにゃしたものを愛用しています。以前は硬いボックス型のポーチを使っていましたが、嵩張るし、かごバッグにも入らないんですよね。それなら作っちゃえ!と巾着を作り、化粧直しも口元くらいしかしないので、小さい布ポーチに落ち着きました」
(写真左から)
ストライプの巾着:余り布で作ったお手製です。
蓋付きのケース(大):サプリや薬を入れて常備しています。
蓋付きのケース(小):友人お手製のバーム、リップとして愛用中。
リップ:『OSAJI』の〈ニュアンスリップスティック〉。「雨あがり」という名前のついた深みのあるレッド系の色。あまりに気に入って自宅用と外出用の2本持ち。
ティッシュケース:10年ほど前に、二子玉川にある『KOHORO』で購入。
花柄のポーチ:『BONTON』のポーチ。リップ、口紅、フレグランスのロールオンがぴったり収まるミニポーチは洋服のポケットにも入るコンパクトさがお気に入り。
ミラー:ダイヤモンドの形をした『フライングタイガー』のミラーは親友からのプレゼント。おもちゃみたいなキャッチーさが◎、通称「魔法の鏡」!!
キーホルダー:持っていてかわいいし、大きくて存在感がないとカギと一緒になくしちゃうので、このサイズがいいんです。
財布:『アニヤハインドマーチ』のもの。長財布派で、これは結構長く使っています。
ステンレスボトル:夏は水、寒くなってくると温かいほうじ茶を入れています。ただ、小さくて足りないので、こちらは午前中には飲み終わってしまいますが。
かご持ちにエコバッグはマストアイテム
「荷物は多い方なので、バッグは絶対に2つ派。帰りには増えたものをエコバッグへ入れています。そもそもかごバッグは見た目重視なので(笑)エコバッグの携帯はマストです」
エコバッグ:ドイツ・ベルリンの『バウハウスショップ』のオリジナルトートバッグ。目の覚めるようなイエローと幾何学的なプリントが気に入っています。
取材・文/松永加奈