理想は北欧のおばあさんの家。三浦半島に移住した岡田サリーさんの心の変化とは?【中編】
いくつになっても心躍る「引越し」。縁あって新しい家に引越したクリエイターの新しい住まいを見せてもらいながら、暮らし方や心もちの変化を伺います。今回は、鎌倉から三浦に引越したメイクアップアーティストの岡田サリーさんの新居を訪問しました。
PROFILE
岡田サリー/おかださりー
メイクアップアーティスト、ファスティングマイスター。自宅で開催する料理教室も人気。岡田ファミリーの蕎麦屋「手繰(たぐる)」Instagram:@t_a_g_u_r_u が鎌倉・極楽寺にオープンしたばかり。https://linktr.ee/okadasally
北欧のおばあさんの家みたいな温かみのある部屋
2匹の保護猫と1匹の保護犬と暮らすサリーさんの家は、築88年の古民家をリノベーションした2LDK、78㎡。ひとり暮らしには快適なちょうどいい広さで、緩やかな空気が流れる居心地のよさがあります。
「無機質とかミニマムなイメージよりも、生活感が適度に感じられる温かみのある“北欧のおばあさんの家”のようなイメージが理想です。色味でアクセントをつけて、クスっと笑っちゃうようなユーモアのあるものを置いてみるとか、ほっこりと気持ちが和むようにしたいですね」というサリーさんは祖母がデンマーク人。国旗好きなデンマーク人の国民性に倣い、国旗をあしらった食器なども飾って。
「実はひとり暮らしは人生初だったんです。それまで“家”は家族の団らんがあって、ほっとする場所だと思っていたのですが、60代を目前にひとりで暮らし始めてみたら、“家”は自分を整えて落ち着く場所だと思うようになりました。そして、整えるのは自分だけでなく部屋も。苦手と思っていた片づけが、意外と好きかも!と。家族がいたときのように散らかっていると、逆に落ち着かない。ひとりになってみたら、新たな発見がありました」(後編に続きます)
岡田サリーさんのYouTube動画も公開中!
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『クウネル』9月号掲載 写真/加藤新作、取材・文/黒澤弥生