「そろそろ海外旅行」の方へおすすめ。どこを撮っても絵になる美しいイギリス田舎町のサンドウィッチ
〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーのKayoさんこと重盛佳世さん。38歳で会社を辞め、直感に導かれるままイギリス留学を決めました。その後、英会話の本が大ヒットという人生の大転換をアラフォーで経験しました。今回は留学時代に歩いたイギリスの田舎町をご紹介。
久しぶりの海外旅行はどこへ行く?
マスク規制も緩和され、ゴールデンウィーク明けからはコロナも季節性インフルエンザと同じ分類に移行されるとのこと。以前の生活に少しずつ戻りつつある今、また海外に足を運びたくなるものです!久しぶりの海外旅行はどこに行こうかなぁ~?と考えている方に、のんびりした大人の旅ができるイギリスの田舎町をご紹介したいと思います。
おすすめしたいのは、ロンドンから気軽に移動できるイギリスの南東部地域。イギリスの中では比較的天気の良い日が多く、治安も良く、物価も安い。そして車が運転できなくても、電車とかバスで気軽にひとり旅ができる場所です。
今回ご紹介するのは、パンのサンドウィッチの由来となった「サンドウィッチ」という町。ここは中世の趣をそのまま良い状態で残していることから「イギリスの中で完璧な中世の街」と言われています。街中を歩いていると、中世にタイムスリップしたかのように感じられます。
私がイギリスに滞在していた家からはバスでの移動が便利で、時間ができると足を運んでいました。町の中心にある広場のバス停で下車すると、目の前には教会を中心に美しい街並みが広がり、振り返ると16世紀に建てられた趣のあるギルドホールや石畳の広場……、もうそこから中世への旅の始まりです。
最初に足を運ぶのは、町を流れるスタウア川に並行して経つ双塔型のバービカン(門楼)とトール橋。バービカンとは、11世紀頃要塞港として繁栄していたこの町へ入るための料金所。そこをくぐるとスタウア川にそった遊歩道があり、ゆっくり散歩が楽しめます。遊歩道には多くのベンチがあるので、そこで美しい景色をぼ~っと眺めたり読書したり……今思い出しただけでも癒されます。
次のおすすめは「シークレット・ガーデン」と呼ばれる庭園。名前の通り、隠れスポットで知る人ぞ知る穴場の場所。元々はマナーハウス(地元の領主が住んでいた邸宅)で、2007年に庭園として再開されたので歴史は短いものの、広い敷地内ではいくつものテーマに分かれた庭園を楽しめます。イギリス内の数々の庭園を巡った私の中でも5本の指に入るおすすめの場所!敷地内にあるティールームでアフタヌーン・ティーやクリーム・ティー(スコーンと紅茶のセット)を味わえば、贅沢なイギリス気分に浸れること間違いなし!
ほかにも、ただただ街中をのんびり歩くだけでも素敵な気分になれるのが、ここサンドウィッチ。ここには数々の歴史的建造物があったり、可愛い雑貨屋やカフェもあって楽しめます。また町に2つある教会は建築や内装それぞれに優れています。中世のタイル張りの床やステンドグラスなど、教会内へは自由に入れるので、ぜひ!
ここサンドウィッチは小さな町なので、ゆっくり探索しても2~3時間で充分堪能できます。ロンドンへ行かれる際、ちょっと足を延ばしてみてはいかがですか?
【kayo’s message】
「サンドウィッチ伯爵」と「サンドウィッチ」
この地は1660年からサンドウィッチ伯爵の領地でした。このサンドウィッチ伯爵の4代目が大のカードゲーム好きで、1762年にゲームをしながら食事がとれるよう、2つのパンの間に牛肉を挟んだものを作らせたのが「サンドウィッチ」の始まりと言われています。ちなみに、サンドウィッチの地名は「入江や河口付近の砂の多い地」を意味します。
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