声優・池澤春菜さんが一番好きな作家の言葉。「心にふわふわの風が吹き込んで、ほこりを払ってくれるよう」
読んだり、聞いたときに、何かの気づきがあり、視点を変えてみるきっかけになった言葉。そして、その後の生き方の指針となった言葉。それぞれの人の人生に伴走する、大切にしている言葉を聞きました。
自分を勇気づけることができると気づきました
ダイアナは私が生涯で一番好きな作家です。彼女は自分の置かれた環境があまりに辛く、物語を作ることで心を守っていたという人です。でも、愉快、痛快、心にふわふわの風がブワって吹き込んできて、自分のほこりを吹き払ってくれるような話を書いています。
この言葉は、10年ほど前に手に取ったエッセイで読んだもの。次々とトラブルが起きている中で、物語を書くことがどれだけ自分を救ってくれたかを語っている言葉です。だからこそ、重みがあるなと思っています。
想像力があれば、全く違う環境の人のことを自分ごとに置き換えてみたり、何かあった時に「あの物語ではこういうふうに考えている人がいた」と思い返し、自分を勇気づけることができると気づきました。
PROFILE
池澤春菜/いけざわ・はるな
声優・作家 50歳
年間300冊ペースで本を読み続け、SFとファンタジーを愛する。最新刊は台湾が舞台の短編集『光雨往来』(KADOKAWA)とエッセイ集『台湾、お菓子の旅』(主婦と生活社)。第20代日本SF作家クラブ会長。
『クウネル』2026年7月号掲載
イラスト/naohiga、取材・文/中條裕子
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『クウネル』NO.139掲載
これからを生きるための「言葉の力」。
- 発売日 : 2026年5月20日
- 価格 : 1,080円 (税込)