2023年がスタートしましたね!これは新暦でのこと。旧暦の新年は1月22日からです。月の満ち欠けがベースとなっている旧暦を軸に、何千年も伝承されているのが風水です。
人気記事「毎日風水十二支占い」の監修者・風水師田中道明さんに、風水から見つめる2023年の傾向と対策を4回にわたってうかがいます。
2023年の旧暦の新年は1月22日から始まります
2023年1月22日、新月の日。旧暦ではこの日から2023年を迎えます。
AI(人工知能)で何でも予想できるハイテクな時代に、4000年以上も前に開発されたアナログの法則「風水」で1年を予測するなんて馬鹿げている、と思われるかもしれません。が、人間の本質は大きく変わってはいません。では、本質って?
私たちは天地の影響を受けて生きている
私たち人間は、自然界から様々な影響を受けて存在している。そう感じることはありませんか?ちょっと壮大すぎる質問で戸惑うかもしれませんね。
人は、太陽、月の満ち欠け、星の動きといった「天」と、地球の自転公転、磁力といった「地」の影響を受けて毎日を暮らしています。それらの影響は常に変化し、人の行動や考え、社会的な事象に反映されます。このことは西洋、東洋問わず、様々な文明で古代から伝わり、暦や占星術という形で今に残っています。
「天」「地」の影響を知り、不運を避ければ、幸運をつかむことができる。その意識が脈々と流れ、風水が何千年にもわたって伝承されているのです。
2023年はどんな年?【争いから穏やかなムードに変化】
今年はうさぎ年です。草食動物であるうさぎは、肉食動物など自分より強く、体の大きいものたちから生きのびるために頭を使い、うまく立ち回るという気質がある、と風水では言われています。
そんなうさぎの気質により、2022年の攻撃的なとら年に起こった「争い」の空気は薄まり、2023年は穏やかなムードに変化します。「攻撃」をやめ、理性的、友好的に話し合って解決する方向に向かいます。
2023年は「陰」が多く「陽」が少ない
「陰陽バランス」というフレーズを聞いたことはありますか?これも風水の大切な考え方のひとつです。下記チャートは2023年の「陰・陽」バランスなどをあらわしたものです。
2023年のチャートには「陰」と「陽」の両方がありますね。ちなみに2022年は「陽」だけしかありませんでした。「陰」「陽」両方がある今年は、衝動的にならず、落ち着いて行動できるようになります。ただ、バランス的に「陰」が強い(陰が6、陽が2)のは気になりますね。その詳しいお話は【その2】で!
2023年は五行の「金」「土」がなく不安定
さて風水の考え方のもうひとつに「五行」があります。自然界に存在する5つの要素「水・木・火・土・金」の中で、上のチャートからわかるように2023年は「金」と「土」が無いことに注目してください。このふたつがないことの意味も【その2】でお話します。
監修/風水師 田中 道明
ワールド・オブ・風水ジャパン代表。
2003年以来リリアン・トゥーに師事し、日本語版のウェブサイト運営を行う。
https://www.wofs.jp
イラスト/アベヨシコ、編集/河田実紀