年齢との上手な付き合い方が見えてくる!『オーバー ザ サン』の名言・ウェルエイジング編【Vol.3】
しなやかに生きる大人の女性2人の等身大のやりとりが人気のポッドキャスト番組『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』。その中から生まれた、私たちの背中を押し、気づきや笑いをもたらしてくれる名言をご紹介します。パーソナリティの2人と親交の深い、文筆家・伊藤亜和さんの鋭いコメントで理解が深まるかも。
目 次
『オーバー ザ サン』とは?
「オーバー ザ サン=おばさん」世代のパーソナリティ2人が、リスナーから届くメールを読んだり、日常や人生の機微を率直に語り合ったりするポッドキャスト番組。助け合いの思いを共有することから「互助会員」と呼ばれるリスナーたち。クウネル世代を中心に、多くの女性たちに寄り添う言葉がアツイ支持を集めている。
お話を伺った方
伊藤亜和/いとう・あわ
文筆家、モデル。エッセイ集『存在の耐えられない愛おしさ』(KADOKAWA)でデビュー。ポッドキャスト『垣花正と伊藤亜和出たとこ勝負のふたり』『伊藤亜和のお手上げラジオ』のMCとしても活躍中。近著『変な奴やめたい。』(ポプラ社)。
言葉1_人生、まだまだアップデート中
「最近、自分の考えや信じていたことが違っていたり、更新されたりする。 自意識との戦いは諦める(降伏する)ことでしか平和は来ないと思っていたけれど、どこかでひっくり返せるんだと分かった」という話。(Ep.83/スーさん)
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「好きな漫画の中に“不正解は無意味を意味しない”というセリフがあった。たとえ信じていたことが間違っていたとしても、考えること自体が財産なのだと思う」
言葉2_潔さがかっこいい!
美香さんが、新しい仕事を頼まれたときの話。「あなただからやってほしい」と言ってほしくて、最初は「私ですか?」といったんあいまいに返答。 結局引き受けるのに、すぐにOKしなかったという反省からの教訓。(Ep.83/美香さん)
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「“できないかもしれない......”と言いながら、難なくこなすかっこよさ。“中二病”っぽいけれど、いつまで経ってもそういうのには憧れてしまう」
言葉3_加齢はポジティブに受け止める
「最近、今までと肉の付き方が変わって、お腹周りとか、若い頃には太ったことがない部分から太ってきた」という美香さんの話を受けて。変わらないと思っていた自分たちの加齢による変化を、ポジティブに表現した言葉。(Ep.133/スーさん)
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「老化だなんて失礼な!私たちは毎日がリニューアルオープンで、新たな魅力に溢れていると誇っていきたい。誰も見たことのない世界線を目指して、日々進化し続けるのだ」
言葉4_ワクワクできる居場所を見つけて
番組を始めた当初は「おばさんがはしゃいでいる」と言われるのが一番の恐怖だと思っていた。でも、『オーバー ザ サン』のイベントでは、互助会員みんなのおかげで一歩踏み出せてはしゃげた、という2人の話から。(Ep.105/スーさん)
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「はしゃげる場所は歳をとるにつれ見つけづらくなってくる。女性は特にそうなのかもしれない。私たちの時代に、『オーバー ザ サン』があって良かった」
言葉5_50歳からは、答え合わせが楽しい
30代の頃に上の世代から「40〜50代の方が楽しい」と言われても嘘だと思ったけれど、実際に楽しい。だから今は「60代は楽しい」という言葉が信じられる。50歳を過ぎるといろんな答え合わせができるという話。(Ep.201/スーさん)
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「闇雲に生きてきた若き日から、答え合わせの楽しみに向かっていく。答え合わせを楽しむためには、その日まで必死で問題を解き続けなければ」
言葉6_何もない日常こそ大切
「バーでひとり飲みしていたリスナーが、偶然居合わせた初対面の男性と意気投合して連絡先を交換。もう一軒誘われたものの店が閉まっていてそのまま別れたが、既婚者ながらドキドキした」というエピソードを受けて。「それがいいんですよ。あったら面白くない。ないからいいんです」(Ep.131/美香さん)
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「人生はなにもないことが大半だとしみじみ思う。人生ゲームじゃないんだから、そんなにしょっちゅう何かあったら大変ですよね。なんにもない日常こそ守るべき日常である」
言葉7_輝きは取り戻せると勇気をくれる
「(母とかアナウンサーとかの役割のなかで)自分で自分の明かりを灯すことをやめていた」と言った美香さんに対してのひとこと。今までおばさんは存在を消すことが一番利口だったけれど、これからは消えないロウソクになっていこうよ、と語った。(Ep.80/スーさん)
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「いちど消してしまった明かりも、歳をとっていろいろなものを手放せば再び灯すことができる。『オーバー ザ サン』に寄せられる互助会員の皆さんのメールを聞きながら、いつも勇気づけられています」
言葉8_みっともない。それが何か?
テーマ「中年と失恋」に届いたメール。「悪いと分かっていながら恋心のままに走ったものの、燃え上がっていたのは自分だけだったと気付いた。私のみっともない恋」という内容を受けて。(Ep.21/スーさん)
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「“みっともない”と言われると無性に腹が立ってしまうときがある。みっともないからなんだというのだ!アンチみっともない!はしゃいでこー!」
言葉9_手放すもの、残して受け継がれるもの
町田と都心との二拠点生活を始めた美香さん。地元の秋田や夫の地元・広島にも拠点を持つことも考えている。地元に帰って片付けをして、都内の自宅に戻ってーーを繰り返し、家を整理していくという話について。(Ep.281/美香さん)
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「すべてを押し付けるのではなく、自分の意思で選択をしたものを次の世代に渡していく。そこには堀井さんの意志があって、それは受け取った子どもたちにもしっかりと伝わるのだろうと、堀井さんの子ども世代の私は思う」
言葉10_歳を重ねても足りないものはあって当然
「年下の彼氏との付き合い方について」という相談メールに対して。「2人の関係を社会に認められたい」という思いと、「2人が幸せならそれでいいじゃん」という思いの間にある揺れ動きは、結局いくつになってもある、という話から。(Ep.45/スーさん)
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「小さい頃は大人になれば必要な装備が全部手に入ると思っていたけれど、実際自分が大人になっても、足りない装備はいくつもある。全部ある“本当の大人”なんて、実はどこにもいないのかもしれない」
言葉11_変化していく人は美しい
いつ会っても若々しい50代〜60代の人がいる。それは、「(若い頃のまま)変わらない人」ではなく「どんどんすごいスピードで変わっている人」だったということに気づいたという話。(Ep.107/スーさん)
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「『不易流行』なんて言葉もあるように、『変わらないように変わっていく』という意識が人生には大切なのだと思う。それができる人は、いくつになっても若々しい」
言葉12_流行は楽しんだもの勝ち
平成の最先端が令和の遺産になっていくのを見ているところで、自分たちも歳をとっていく。若い人から頼りにされるのはありがたいけれど、理屈などなく、もう私たちの考え方は違うということは飲み込まないといけない、という話。(Ep.107/スーさん)
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「流行を楽しむかどうかでも、自意識との戦いは免れない。だいたい新しいものを拒絶して得することはほとんどないのである。捻くれないように自戒を込めて」
『クウネル』2026年7月号掲載
取材・文/松永加奈、イラスト/竹田嘉文、編集/鈴木麻子、写真協力/TBS ラジオ
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