結城アンナさんの一番大切な場所。スウェーデンの職人が手掛けた築40年の別荘を訪問【中編】

結城アンナさんがお父様から譲り受けたブルーの壁が目をひくログハウス。スウェーデンから職人を呼び寄せて建てたというこちらの別荘にお邪魔しました。

PROFILE

結城アンナ/ゆうきあんな

シンプルで自然体な暮らしに注目が集まる。Instagram:@ayukihouse、クウネルサロンの連載『インスピレーションの扉』、クウネル公式YouTubeチャンネルの動画も好評。

高い天井、暖炉、リメイクしたテーブル、好きなものに囲まれる幸せ

40年程前、アンナさんの父親がスウェーデンから職人を呼び寄せて建てた別荘は、丸太がベースのスウェーデン風ログハウス。そこに時間を見つけては訪れ、時には仲間や友人の手も借りながら、片付けを進めました。

「まずは家の中の物をすべて出すことから。父の物、外交官だった祖父や祖母が愛用していた家具、食器、道具などが置かれていました。彼らがいいと思って使っていた物を捨てるのは失礼。彼らを、そして彼らが大切にした物をリスペクトすることが大事。流行りではなくて、気持ちで『この子はここにいるべき物よね。合わないけれど、ま、いいか』なんて思いながら整えました」

別荘を訪れるときの欠かせない相棒、愛犬のオジーとリビングでリラックス。「別荘の周りを毎朝オジーと散歩します。自然しかないこの地はとにかく気持ちがいい!」

そして2019年夏に片付けが完了。和洋テイストがミックスされた別荘に。

「まだまだ完成ではないですけれどね。楽しみながら少しずつ。今は月に1、2回来られる時もあれば、仕事の都合でそうはいかない場合も。暇さえあれば来たいですし、1週間くらい滞在するのが本当は理想的」

別荘で過ごすことで気づいたことが。

「家って人がいなければ何もない、ただの箱。人を呼んだり、一緒に過ごすと家もどんどん生きてくる。だんだん家と私が一体化するような気持ちになるんです。やっぱり人がいないとダメですし、空気も変えないとダメ。それはとても大切なことだと思います」(後編に続きます)

使い込まれた箪笥の上にはキャンドル。「落ち着くでしょ?スウェーデンでは朝から灯す習慣もあるんですよ」

「大皿は祖父のもの。飾るだけでなくサラダを盛るなどして使います」。リビングルーム奥のベッドルームの一角。

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『クウネル』9月号掲載 写真/須藤敬一、ヘア&メイク/清水ヤヨエ、取材・文/河田実紀

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『クウネル』No.122掲載

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