とりかわ、屋台、魚料理、博多うどん……地元の通が教える福岡グルメ【大人のニッポン観光】

福岡グルメ とりかわ、博多うどん、魚、屋台

博多駅から列車に揺られて由布院温泉でまったり過ごし、福岡ではグルメ三昧とおしゃれスポット巡り。自然の風情を楽しみ、都会も遊び尽くせるちょっと欲張りな旅へ。

今度の湯布院旅は情緒たっぷりの観光列車で行こう!「移動」ではなく「旅の目的」になる素敵な列車からの続きです。

福岡で楽しむ4つの食。

「食の街」福岡で期待するのはやはりグルメ。その中で4つの名物グルメとおすすめのお店を、福岡在住で食にまつわる出版物を手がける松尾由貴さんに伺いました。

1.とりかわ

まず、福岡では「ぐるぐる」と呼ばれ、「福岡へ来る友人たちからもリクエストが多い」というとりかわ。

「とりかわといえばタレが一般的ですが、『とりかわ宝家』は塩とタレの両方が楽しめます」と松尾さん。店主の森内宝さん曰く、とりかわは仕込みに何日もかかり、塩も専用ダレにしっかり漬け込み、何度も焼いて適度に脂を落とすことで香ばしく仕上がるのだそう。

「外側のカリッとした食感と、じゅわっとしたたる脂のうまみが絶妙。好みで唐辛子をきかせても美味しいですよ。時間をかけて焼き上げる焼きおにぎりと、サービスで出てくる締めの鶏スープも絶品です」

とりかわ宝家

とりかわ宝家
福岡一と自負するとりかわが名物。1本から気軽に注文して。

創業14年の焼き鳥店。名物のとりかわはタレと塩があり、とりかわ専用の秘伝のタレは甘みを抑えたあっさりめ。塩も専用ダレにつけて味をしっかり含ませる。外はカリカリ、中はジューシー、と独特の食感がやみつきに。福岡一と自負するとりかわが名物。

とりかわ宝家

焼きしてから仕上げるとりかわは皮がカリカリで噛むとジューシー。タレ・塩ともに1本150円。

とりかわ宝家

焼きおにぎり300円も人気。豚骨を加えて煮込んだ鶏スープがサービスでつく。

とりかわ宝家

とりかわ宝家

住:福岡市中央区春吉2-13-4ジェンティーレ天神Ⅱ-1F
営:17:30〜L.O.23:30
休:不定休
https://www.torikawa-takaraya.com

2.屋台

観光名所の屋台は、ツーリストで賑わっている印象がありますが、地元の人も立ち寄るのが『テラスとミコー屋台』。

「音楽やアート好きのオーナー久保田鎌介さんがイギリスで出合った、世界の料理をいただけます。きりっと冷えたクラフトビールと相性抜群のソーセージグリルや、手作りトルティーヤのこだわりタコスもおすすめ。屋台の枠を超えた本格料理を味わえます」

テラスとミコー屋台

テラスとミコー屋台
隣り合った人との会話も楽しみたい。大人が集う多国籍料理の屋台。

中央区春吉にあるレストラン&パブが天神に出店している屋台。お酒に合うソーセージや串焼き、野菜のグリルから麺類、締めのデザートまで幅広いジャンルの料理が楽しめる。ふらりと立ち寄り一杯、という常連客の姿も。

テラスとミコー屋台

香ばしい糸島豚を使った手作りソーセージのグリルと焼き野菜1,250円。

テラスとミコー屋台

ルーツシロップを使った季節のコーディアルスカッシュ650円などノンアルコールも充実。

テラスとミコー屋台

特製の豚肉のタコス1,000円。

テラスとミコー屋台

テラスとミコー屋台

住:福岡市中央区渡辺通4-9
営:18:45
〜24:00
休:日曜・月曜(雨天休業あり)
ワンドリンク制。
https://telas-mico.com

3.魚料理

玄界灘の漁場が近い福岡は魚がおいしいことでも知られていますが、松尾さんの行きつけは『めしや 女とみそ汁』。

めしや女とみそ汁

めしや 女とみそ汁
天然にこだわった魚料理に舌鼓。おばんざいも充実の通いたくなる店。

名店『たらふくまんま』の味を受け継ぐ、魚料理がおいしいと評判の和食店。養殖は一切使わず、天然ものだけを厳選。魚介や肉料理、卵焼き、お浸しなどのおばんざいがカウンターにずらりと並ぶ。

福岡で伝説の和食店といわれた『たらふくまんま』の店主だった父の味を受け継いだ女将の福味睦さん。先代のこだわりを守り続け、天然魚のみを使用していると言います。夫で大将の昌一さんが毎日市場に出向き、その日の一番いい新鮮な魚を厳選。

特に煮付けは評判で、「福岡ならではの甘めの醤油がきいたこってりの味つけで、日本酒がすすみます」と松尾さん。煮付けの魚は仕入れによって毎日替わり、この日は唐津の天然鯛のお頭がまるごと!身はしっかりしているのに口の中でほろほろとほどけ、しっとりとして美味。

「カウンターにずらりと並んだ大鉢のおばんざいも食欲をそそります。使う器も素晴らしく、窯元の宝庫九州ならではの焼き物を堪能。締めはぜひあおさの味噌汁と塩むすびで!」

めしや女とみそ汁

脂ののった唐津の天然鯛の頭の煮付け3,800円~は、甘めの煮汁で身がふっくら、しっとりとして絶品。

めしや女とみそ汁

地元で獲れたあじのフライ4個2,350円。タルタルソースでいただく。

めしや女とみそ汁

めしや 女とみそ汁

住:福岡市中央区赤坂3-10-49赤坂山愛マンション2F
営:17:00〜L.O23:00(日曜16:00〜L.O22:00)
休:月曜・月1回日曜、夏季、年末年始
https://www.onnatomisoshiru.com

4.ごぼ天うどん

ランチに行くなら『麺や ほり野 今泉店』。那珂川に本店がある人気のうどん店で、製法は一切秘密。

麺やほりの

麺や ほり野 今泉店
コシがないのが博多うどんの魅力。サクサクの天ぷらも評判。

那珂川市にあるうどんの名店『麺や ほり野』の支店。麺は独特のやわらかさとモチモチ感が特徴で、福岡名物のごぼ天うどん640円は天ぷらが別添えでサクサクの食感。鰹節やうるめ節でとった濃厚な出汁と相性抜群。『麺や ほり野』としての営業は昼のみ。夜は焼き鳥店に。

「博多うどんの中でも細めのやわ麺で、出汁のきいたスープにとてもよく合います。

福岡といえばごぼ天が定番。

こちらでは揚げたての天ぷらを別皿でサーブ。1〜2本はサクサクのままで、残りはうどんのスープに入れていただきます」。トッピングで追加できるとり天もおすすめ。「鶏肉とは思えないとろける食感が絶品です」

麺やほりの

トッピングの天ぷらは単品で注文可。博多地鶏の上とり天420円。

麺やほりの

麺や ほり野 今泉店

住:福岡市中央区今泉2-4-39拓栄ビル1F
営:11:15〜L.O.14:00
休:水曜・木曜
Instagram:@menya.horino_imaizumi

『クウネル』2025年9月号掲載
写真/上澤友香、取材・文/矢沢美香

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『クウネル』NO.134掲載

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  • 発売日 : 2025年7月18日
  • 価格 : 1,080円 (税込)

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