【私の好きな無印良品~洋服編~】プチプラなのにこなれて見えるジャンパースカート

上品な大人のカジュアルコーデが人気で、また屈指の『無印ラバー』としても知られる〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーCanaria(カナリア)さん。今月は、中でも最近の「イチオシ!」という無印良品のアイテムを、2回に渡ってご紹介します。まずは、シンプルだけどおしゃれに見えて、抜群の着回し力を備える【洋服編】から。
後編:【私の好きな無印良品~日用品編~】カナリアさんがリピ買いする暮らしの相棒13選

程よく上品&あたたかなジャンパースカート

今冬はブーツやタイツ合わせのコーデがしてみたくて、初秋にこんなジャンパースカートを新調しました。シンプルな丸首でほどよくスカート丈もあって、すとんとしたシルエットの〈起毛ジャンパースカート〉(ダークネイビー/L)です。

サイズは、普段、無印のボトムスはMを選ぶことが多い私(身長160cm)ですが、今回はスカート丈をできる限り確保して大人っぽく着たかったので、Lをチョイス。ちなみに、より着丈の長いXLも試着してみたのですが、こちらは首元部分の開きがやや広め。少しクラシカルな雰囲気で着たかったこともあり、首元の詰まったLに落ち着きました。

【コーデA】トップス(GAP)、ワンピース(無印良品)、デニムジャケット(Canaria Style)、ブーツ(LE TALON)、バッグ(エバゴス)、ネックレス(ZARA)

【コーデB】トップス(Le minor)、ワンピース(無印良品)、ブーツ(LE TALON)、バッグ(HAYNI)、布バッグ(OLDMAN’S TAILOR)

 

 

【コーデA】ワンピース+ホワイトロンT+デニムジャケットという、ごくシンプルな定番コーデ。襟元から少し覗かせた白がポイントです。

【コーデB】ボーダートップスをインにして、ポイントに赤系チェックの布バッグを合わせることで、英国の女学生風(?)にまとめてみました。

ちなみに私が買ったカラーは「ダークネイビー」という表記ですが、黒に近い濃紺です。ゆったりしたAラインシルエットなので体型も拾わず、「今日なに着よう……」と悩む日も、パッと手にとってコーデが決まって便利なんです。

日常使いに最適なケーブルニット

ケーブル柄ニットといえば、ざっくりで厚手なイメージだったのですが、この〈メリノウールケーブル柄クルーネックセーター〉(オートミール/S)はそこまで厚みを感じず、ほどよい落ち感があります。ケーブルニットならではの表情のある編み目と素朴さ、そして、一枚でも重ね着も楽しめると思ったことが購入の決め手でした。ベージュのようなアンニュイな色味なので、実際どんなボトムスとも相性が良いです。

あまりほっこり感を出さず、上半身はコンパクトにまとめたかったので、サイズはあえてSを選びました。

【コーデA】トップス(無印良品)、パンツ(GU)、シューズ(CONVERSE)、バッグ(Gomyomarche)、バッグにかぶせたファーマフラー(URBAN RESEARCH)、ネックレス(Canaria accessory)

【コーデB】トップス(無印良品)、スカート(Canaria Style)、ブーツ(FABIO RUSCONI)、バッグ(HAYNI)

【コーデA】ベージュトーンでまとめたカジュアルコーデ。チノパンにスニーカーというカジュアルアイテムに、ファーやかごなど甘め小物をプラスして、バランス良く。

【コーデB】ニットの優しい色合いに合わせて、スモーキーブルーのスカートを選びました。ブルー×ブラウンの色合わせが大好きなので、小物はブラウンを選びました。コンサバ感が出ないよう、バッグはあえて斜めがけに。

とろみスウェットは部屋着だけではもったいない!

この〈ストレッチスウェットオーバーサイズプルオーバー〉( ライトブルー/S)は、ライトブルーの他にもニュアンスのあるカラーが揃っていて、まずはその色味に惹かれました。そして、なによりルームウェアのカテゴリーで販売されているだけあって、肌触りが優しくて、軽いので肩も凝らず、朝から晩まで本当にストレスなく着ています。

ボディは少しとろみを感じる生地感なので、カジュアルすぎず、合わせるボトムスによって印象が変えられるところも重宝しています。

【コーデA】トップス(無印良品)、デニム(RED CARD)、シューズ(Odette e Odile)、バッグ(ノーブランド)、ネックレス(Canaria accessory)

【コーデB】トップス(無印良品)、パンツ(GU)、シューズ(CITEN)、バッグ(ebagos)、エコバッグ(LOWRYS FARM)、ネックレス(Canaria accessory)

【コーデA】ダークな色味が増える季節だからこそ、清涼感のある淡いブルーのワントーンコーデがしたくて、迷わずデニムを選びました。ブラウン×ブルーという大好きな配色に、さりげなく小物をポイントにしました。

【コーデB】カジュアルな印象のスウェットも、ベージュ系アイテムと合わせれば、程よくきちんと見えます。艶のあるレザーバッグや、レオパード柄の布バッグを合わせることで、コーデにメリハリを付けました。ケーブルニット同様、上半身をコンパクトにまとめるためにこちらもSサイズを購入しました。裾はインして、着心地良く、品良く。

後編:【私の好きな無印良品~日用品編~】カナリアさんがリピ買いする暮らしの相棒13選につづく

 

今月のカナリア通信

先月、懐かしい場所へ出かけてきました。『スケベニンゲン』というなんともユニークな名前のイタリアンレストランです。まだ二十代前半のころ、期待に胸を膨らませ田舎から上京してきたときに初めて勤めた東銀座の会社近くにあったお店です。当時「イタ飯」は空前の大ブームで、会社の人たちとたまに通っていたのです。

その店が、なんと今もまだ営業していることを知り、ならば看板メニューのひとつ、フリッタータ(イタリアの伝統料理)を夫にも食べさせい!と、およそ30年越しに再訪問したのです。お店の雰囲気もおいしい料理も、震えるほどあのころのままでした。

外観は少しノスタルジックな雰囲気。

そう!この階段!思い出がよみがえります。

思い出の味、フリッタータに再会

せっかく銀座まで来たので、帰りは銀ブラを。歩きながら、当時、仕事が終われば、そそくさと『プランタン』に寄り道して、といってもお金がないのでただ眺めていたことや、松屋や三越の季節ごとに変わるディスプレイの眩しさや、友達と有楽町で観た映画のことなんかを、次々に思い出しました。

ついでに当時の勤務先が入っていたビルも探したら、ありました。周りは、高層ビルや外資系のショップに様変わりしていましたが、会社の入っていた雑居ビルだけは、地味ながらもしっかり根を張り、そこに残っていました。ただそれだけなんですが、それが無性に嬉しくて、また来年も元気でがんばろうと思った、冬のはじめの一日でした。

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カナリア

1969年生まれ。自身のコーディネートや等身大の暮らしを綴ったブログ『Canaria Style』やSNSが、大人の女性たちから人気を集める。不定期で自作のアクセサリーも販売。
https://ameblo.jp/pikoriino/
Instagram:@canaria_rs

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