シャツの季節到来!フランスマダムの着こなしサンプル。「50歳を過ぎてからのおしゃれは引き算」

おしゃれなパリマダムのスナップ

シャツは夏に便利なトップスアイテムのひとつ。今回はそんなシンプルすぎず派手すぎないシャツの着こなし術を2人のパリマダムにお聞きました。

50歳を過ぎた大人の女性にとって、おしゃれをする上で大切な「引き算」テクニックや買い物事情をお届けします!


●fashion 1
パリマダムのおしゃれキーワードは「引き算」


キャトリーヌ・ピケさん
Catherine Pique
「KENZO」商品開発担当

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シャツとパンツという同じスタイルながら、まったく違う印象の3つの装いを披露してくれたキャトリーヌ・ピケさん。

「 50歳を過ぎてからのおしゃれは引き算だと思うんです。たとえば身につけるアクセサリーはイヤリングかリングのどちらか。化粧も厚くすると老けるから、ナチュラルメイクにするなど」

マイスタイルは、シャツとパンツ。その中でもリーバイス501は、とくに定番なのだとか。

\ほかシャツとパンツの組み合わせ/ 

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キャトリーヌさんの定番、リーバイス501はブルーの濃淡や裾のデザイン違いで3本所有。トップスに合わせて着回しを楽しんでいる。
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お気に入りのコム・デ・ギャルソンのコットンシャツは「丸襟が顔にしっくりこないので、私が好きな四角い襟にリメイクしました」。
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自社のケンゾー以外のアイテムでは、ベルローズやユニクロなどの、低価格なブランドのベーシックなアイテムを購入することが多い。
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「ブランド名の刺繍位置がキュート」と、お気に入りのボーダー柄のシャツ。アイロンをかけず、生地のくったり感を楽しむ。
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●fashion 2
買い物は消費でなく、プロセスも楽しむ


エリナ・ハリミ
Elina Halimi
バルバラ ビュイ デザイナー兼「KABUKI」バイヤー

今日着ているのは、サンローランのメンズシャツにセリーヌのパンツ。

「このパンツはフィービー・ファイロの最初のコレクションのもの。ハイウエストは脚が長く見えるから好きなんです。メンズの白シャツはすごく好きなので、 何枚も持っています」

「コーディネートはミックススタイルが好きなので、ヴィンテージや前のシーズンの服も着回します。だから昔の服も大切にしています」

\人生で見つけたベストバイ/ 

スニーカー
スタッズ使いが印象的なグッチのスニーカーは、マスキュランな服を着崩す、絶妙なアイテム。
ミニバッグ
ショルダーベルトが今年らしい、プラダのバッグ。アクセント小物として大活躍。
「エルメスのバッグは価格が高くても、購入して500%の満足感を得られる」。どんなシチュエーションでも、どんなコーディネートにも似合う永遠のバッグ。
右ページのコーディネートにあわせた、バレンシアガのリング。
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洋服もアートも買って満足するのではなく、出合いの行程から楽しんでいるエリナさん。「art de vivre(暮らしの芸術)という言葉があるけれど、art de shopping とも言えると思います。私は買い物をするという、その行為を愛しているんです」

『クウネル』2016年11月号掲載

写真/篠あゆみ、コーディネート/石坂紀子、編集・文/今井 恵

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