作家・小原晩さんの創作の指標になっている言葉。魂を磨こう、という心持ちに共感。

小原晩さん

読んだり、聞いたときに、何かの気づきがあり、視点を変えてみるきっかけになった言葉。そして、その後の生き方の指針となった言葉。それぞれの人の人生に伴走する、大切にしている言葉を聞きました。

技術面よりも、私は魂先行のものを書きたい。

種田山頭火の句 小原晩さん

山頭火の自由律俳句は昔から好きで季節ごとに読み返すのですが、その時々でいいと思う句が変わったり変わらなかったりして面白い。

日記を読んだのは創作を始めた頃でしょうか。句を作りながらお酒を飲んだりお米を恵んでもらったり、日々の出来事や想いが綴られているのですが、この一文が心に残りました。句は魂なのだから魂を磨こう、という心持ちに共感しますし、彼自身の魂と繋がっているような言葉に惹かれます。

創作をしていると、角度とかうまさとか、そういう技術面みたいなことが気になったり言及されやすかったりしますが、私は魂先行のものを書きたい。自分にとってはそれが本質に近いと思っているので、そういう意味で創作の指標になっている一文です。

PROFILE

小原 晩/おばら・ばん

作家  29歳

エッセイ『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』を2022年に自費出版。口コミやSNSで話題を呼び、1万部を超えるヒット作に。この春初の小説集『風を飼う方法』(河出書房新社)を刊行。

『クウネル』2026年7月号掲載
写真/玉井俊行、取材・文/吾妻枝里子

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『クウネル』NO.139掲載

これからを生きるための「言葉の力」。

  • 発売日 : 2026年5月20日
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