初めての料理、土地の人との交流、心動く景色……。旅でしか得られない体験はいくつも。「そろそろどこかへ 」。そんなあなたを刺激する「あの旅 」を写真とともにシェアしてくれました。
門倉多仁亜さん/かどくらたにあ
料理研究家
日本とドイツにルーツを持ち、現在は夫の故郷である鹿児島在住。ドイツの家庭料理やライフスタイルを長年紹介している。
ドイツ/ベルリン
ゆっくりと滞在して、街の面白さをいろいろな角度から楽しみたい
友人が多く住んでいるベルリン、コロナ禍前は1、2年に一度は行っていました。旧西ドイツ地区、旧東ドイツ地区があって、昔のドイツ、新しいドイツが混在。それぞれの歴史、文化、芸術、建築、自然と、たくさんの見どころがあります。特に夏場は日も長く、天気がよくて気持ちいい季節。
市内に多くある公園では、自由でちょっとボヘミアンな感じのベルリンの人たちが芝生に寝そべってゆったりしています。今住んでいる鹿児島言葉の“てげてげ”な感じが心地いい街です。ちょっと足をのばせばポツダムやドレスデンもすぐ。数日間この街に拠点を置いて、ゆっくりと歩くペースでベルリンを楽しんでほしいです。
TRAVEL DATA
おすすめのホテル:NHHotel。フリードリッヒ・ストラッセ駅の隣りで便利。
おすすめの料理、レストラン:ちょっといい食事をしたいときは、ホテルから歩いて5〜6分のLutter und Wegnerでクラシックなベルリン料理を。
おすすめのアクティビティ:博物館島、ブランデンブルク門、国会議事堂にのぼるのも楽しい
『クウネル』2022年11月号掲載
取材・文/阿部里歩、田代 格、友永文博、船山直子、石毛幸子