【50代でもきらきらと!年齢を重ねるごとに、輝くフランス女性④】「いろいろなしがらみがなくなり、自由を感じるようになりました」

フランスといえば、ファッションセンス抜群のパリジェンヌ!そんな魅力的なパリジェンヌのひとりであるナディアさんは、チュニジアの両親の影響を受け、自らのファッションスタイルを確立していきました。ファッションと共に生き、常に挑戦し続けるナディアさん。今回はその生き様を紹介していきます。

おしゃれの精神は両親から。ファッション、我が人生。

フランス
夫は『ル・モンド』誌の記者。夫婦共々本が好きなので、大きな本棚がマスト。

高校を卒業後、すぐに仕事を始めたナディアさん。 22歳でファッション学校の立ち上げに参加し、 30年以上勤め上げ、最終的にディレクター(先生)になったという経歴です。

「ファッションを語る上で欠かせないのが、チュニジア人の両親の影響です。父は映画が好きで、グレゴリー・ペックのような格好をするために古着を探しているような人。母のファッションは、グレタ・ガルボスタイルでした」

家族の写真が飾られた壁。ルーツであるチュニジアのひいおばあさんの写真も。

部屋の中で一番自分らしさが出せているという、旅の思い出を飾ったコーナー。

訪れたいろいろな国で見つけた手織りの布などが好きで、たくさん所有している。

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ファッション学校では、授業のほか、学生の細かい相談事や研修先を探 すなど、忙しくも充実した日々でした。

「立ち上げた最初の年、無名で小さな学校にもかかわらず、卒業コレクションのゲストにデザイナーのソニア・リ キエルを呼べたことは、今でも誇りに感じます」

しかしそんな生活に大きな変化が訪 れたのは3年前のこと。 「長年働いていた学校がアメリカ資本 の会社に買収され、リストラされてし まったんです。正直途方にくれましたが、フェイスブックで繋がっている2200人の友人のうち、1/3が学校 の卒業生。彼らとは今でも連絡を取り 合っていて、いろいろな会社で活躍していることが励みになりました」

フランス
チュニジアから持ち帰ったオブジェの数々。今でも親戚などが暮らしている国。

一念発起し、フリーランスで自分自身があちこちで活動するという、ファ ッション学校を立ち上げたのです。

「学校にノマドという名前をつけたの は、場所がどこであれ授業ができるから。先日は『映画におけるパリジェン ヌ』というテーマでスピーチし、ファ ッションブランドのコンサルティング や海外に講演に行くこともあります。 学生とのコミュニケーションという私の特技を使い、海外の学生がフランスで学校にはいる手伝いもしています」 。ふだんは応援の意味を込めて若手デザイナーの服を着用しています。

「50代になり、いろいろなしがらみがなくなり、自由を感じるようになりました。もちろん若い頃よりシワも体重も増えましたが、まだまだいろいろなことに挑戦できると信じています」

パンツスタイルが多く、クラフト感のあるネックレスがコーディネートに大活躍。

旅先からついつい持ち帰ってしまう、大好きなカゴ。収納としても活躍する。

身につけているのは卒業生であるロシア人デザイナーのニット。パンツはCOS。

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『ku:nel』2018年3月号掲載

写真 横田安弘 / コーディネート石坂紀子 / 編集・文 今井 恵

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