菜木のり子さんの初夏の装いは、波のように揺らめく大人のためのワンピース。

菜木のり子さん

新緑が鮮やかに映り、東京では汗ばむほどの陽気だったある日。〈クウネル・サロン〉プレミアムメンバーの菜木のり子さんが着ていらしたのは、繊細なギャザーが波のように寄せては返す、こんな装いでした。

上品な光沢を持つキュプラレーヨン地。それを直線裁ちし、たっぷりと繊細にギャザーリングしたドレスはこの日、菜木さんが一歩歩くたびにゆらめき、美しい光を放っていました。

菜木のり子さん
『LA LIGNE ROPÉ』の汀(みぎわ)ドレス。大人っぽい艶と落ち感のある生地は、肌触りもなめらか。

こちらは、『LA LIGNE ROPÉ(ラ リーニュ ロペ)』の今期の新作。『LA LIGNE ROPÉ』は、持続可能な社会を目指し、生地を無駄にしない服作りを心掛け、日本の伝統着である「着物」の機能や美しさに着目した大人のためのブランドです。
なんでも今春、菜木さんが信頼を寄せる同ブランドのPR担当・久保まゆみさんから直接おすすめしてもらった、お気に入りの一着なのだといいます。

「時期は微妙に異なるんですが、私もまゆみちゃんもパリに住んでいたことがあって、5~6年程前、国内で開催されたフランスのチャリティーイベントで出会いました。彼女がすすめてくれたこの汀ドレスは、本当にシルエットがきれいで、まとうだけで気持ちが明るくなるんです。どこも締め付けがなくて楽ちんなのに、一歩踏み出すたびに陰影ができて、ドラマチックですよね」

年齢を重ねて精神が成熟することで、モノへの価値観も少しずつ変化してきたという菜木さん。大好きな洋服選びも、次から次に新しいものを……というよりは、本当に気に入った一着を、いかに「自分らしく」着こなすことができるか、そんなことが今はなにより楽しいと話します。

「とくに私たちくらいの大人世代にとっては、年齢や体型に関係なく、着る人に自在に寄り添ってくれる服って貴重ですよね。今日のドレスはまさに理想的で、袖の長さを自由に調節できたり、前後どちらでも着られたりと、汎用性も抜群。しかも家庭で洗濯できて、価格も2万円代でお手頃。もう、一石二鳥どころか、‟一石五鳥”くらいのメリットを感じています」

大きく開いた襟ぐりや斜めに切り替えの入ったラインは、着やせ効果も大。

袖丈は伸縮可能。季節や気分にあわせて自由にアレンジできる。

昔買ったというシルバーアクセサリーには、菜木さんの「n」モチーフが。

リングもまた「お店も思い出せない」くらい昔に購入して大切にしてきたもの。

レザーフリンジがランダムについたモードな印象のバスケットは『LUDLOE(ラドロー)』のもの。

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●全て私物!大人おしゃれのカリスマ、菜木のり子さんのコーディネート
ファッションもサステナブルに。リモデルやリサイクルを活用したなぎのりこさんのワードローブ。
光を受けてさらに輝く。『ETSUKO SONOBE 』の天然石リングとともに歳を重ねる喜び
なぎのりこさん晩夏の装い。ロマンティックなムードをまとったリメイクワンピース。

文 / 権 佳恵

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