適度な運動、これは身体的な若さを保つ秘訣になります。フランスに住むアンヌさんはパリ市内の移動の際、健康のためにほとんど自転車を使うと言います。運動によって得られる心地よさは、仕事によるストレスを発散させてくれ、自分のメンタルに大きな影響を与えてくれる。そんなアンヌさんの充実した生活を今回は紹介していきたいと思います。
会社を辞めて得た、 充実したアクティブな人生。
パリ市内の移動は、健康のためにもほとんど自転車でという、アクティブなアンヌさん。
「大手の広告代理店で、長年マネージ メントに関わっていました。収入もステイタスもあり、仕事が好きでやりが いを感じていました。だけど親が病気になったことがきっかけで、仕事があまりに忙しすぎる自分が嫌になり、 48歳で思い切って退職したんです」
退職し、親の介護をしながらフリーランスとしてマイペースで働く日々に。
「ちょうどその頃、パートナーと暮らす新しい家を見つけたんです。サン= ジェルマンにある画家の元アトリエで、中庭に面した私が理想とする部屋。一年間かけてリフォームしました」
基本はパートナーとのふたり暮らし。時々彼の子供が泊まりにきますが、 アンヌさん自身には子供はいません。
「子供がいたら、ここまでアクティブな人生は送れなかったと思います。40代が最も忙しく、それこそ毎月北京だ、 上海だと飛び回っていましたから」
フリーランスのよさは、自分で仕事を選び、仕事量が調整できること。
「『Bronzette 』という水着ブランド をクリエイトするデザイナーと知り合い、広告面で関わることになりまし た。収入面で会社員時代には及ばすとも、おもしろいプロジェクトに加われるのが喜び。またスリランカの伝統衣装ドーティ(サリー)をリユースして新しいブランドを作ろうというプロジェクトも進行中です」
アンヌ・ドワジーさん
コンサルティング業 50歳
いくつかの広告代理店で仕事をしたのち、フリーランスでコンサルティングやマネージメント業を。水着ブランドのコンサルや映像メインの制作会社を立ち上げようとしている。
『ku:nek』2018年3月号掲載
写真 横田安弘 / コーディネート石坂紀子 / 編集・文 今井 恵
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