58歳・青木美詠子さん「続・老後に向けてのお金の話」。はじめて遺族年金について夫と話し合いました。

<クウネル・サロン>プレミアムメンバー青木美詠子さんは、はたと気づいたけど、聞きにくい「遺族年金」について思い切って夫に相談してみることに。そしてふたりで分からないことも、相談窓口に問い合わせてみると意外とあっさり解決したのだそう。前回に引き続き、「老後に向けてのお金」の話をお届けします。

前回記事
58歳・青木美詠子さん「老後に向けてのお金」の話をそろそろ…。不安に蓋をせず、お金のことに向き合う時間を作ろう。


夫とお金会議を2、3年おきに開いています


今回は「老後に向けてのお金」の話、後半です。前回も書きましたが、私はお金関係が心底苦手なので、今そんなこと?という段階かもしれません。
約8年前、50代での遅い家づくりの際、夫がローン返済の計画をじっくり考えてくれました(夫も大雑把ですが、計算はできるほう)。

それを機に、将来のお金の見通しを話す通称「お金会議」をやるようになりました。夫の仕事が一段落する春に。忙しさで2、3年おきですが。会議といっても、何歳の時点でふたりの年金がこうで、積み立て貯金はこうなってるから、など夫が見通しをざっくりたててくれ、それを私が紙に書いてまとめる作業が主(聞いただけでは、私が覚えられないため)。

自分の貯金のことはさすがによく覚えていますが、相手の分は覚えにくく、働く状況や金額も年々変わるので、現状を聞くと安心。これで見えにくい将来の不安も少し減り、ありがたく思っています。こういうことをファイナンシャルプランナーに相談するのも、ポピュラーなのかもしれません。

でも信頼できる人をどう探すのか、よくわからず。またうちは家計簿もつけてないし、ちゃんと把握できているわけではないので、夫に「もっと家計を管理してって言われるんじゃない?」と言われ、「そうかも」と今のところ見送っています。

ねんきん定期便は重要な資料
ねんきん定期便は、重要な資料にも。誕生月に届くそう。

この春のお金会議では、初めて「遺族年金」の話をしました。これまでの会議で、ふたりで暮らす分には、なんとか大丈夫そうな気もしてきましたが、万一ひとりになった場合を全然考えていなくて。

ふと何年か前に「あれ、年金ってひとりになったら、ひとり分だから、生活費すごく少なくなるよね……。遺族年金ってあるのかな。亡き母がもらっていたと思うけど」とか思い、友人に聞いたら、「もらえるんじゃない?」と(でもその人は、旦那さんが会社員で「遺族厚生年金」が出るのだと後で納得)。

でもこういう話は縁起でもないし、自分のことばかりという気もして夫には聞きにくく、まずネット検索。でも、講師である夫の「共済」の年金がうまく出てこず(途中で「厚生年金」に統合されていたのを、だいぶ後で知ることに)。

国民年金の人が該当する「遺族基礎年金」のほうだと、18歳以下の子供がいる人だけみたいだったので、「あ、全然出ないのか」と青くなりました(夫は3歳上で、ほとんど年が変わらないので、夫より私のほうが先に逝く可能性だって十分あるのですが)。

それで今年、「遺族年金ってあるのかな?」と思い切って話を持ち出してみると、夫はローンのことで頭がいっぱいだし、まだふたりとも元気だし、全然その件には気が回っておらず。「そうだよね」と申し訳ない気持ちになりました。

でもネットで調べてくれ、私が探したのと同じものを見つけたのですが、これでいいのか確証が持てず。そのうち聞けそうな相談窓口の電話番号があったので、ふたりで相談し、かけてみることにしました。

「ここで基本的なことを伺ってもいいんですか?」と尋ねたら大丈夫そうで、おおまかなことなことを聞け、疑問も解けました。でも基礎知識が少ないと、専門用語などわからないことも(少しは調べていたので、ざっくり把握)。また「個々の年金の試算などは、やっていないんです」とも言われたので、長くならないうちにお礼を伝えて切り上げました。

いろんな本や雑誌で勉強。夫が宅配中の週刊誌には、老後特集も多々。

この電話からも、アナログな問い合わせって、なかなか有効だと思えました。また、これを機にふたりとも、より学ぼうという気になり、最近は「この雑誌にこう書いてあったよ」とか見せ合うようにもなってよかったです。苦手でも、遅くても、少しずつ進んでいます。

aokimi’s memo

ある程度、勉強しておかないと1人で全く分からなくなる
聞いてみるとあっさり解決。他のこともそういうこと多いかも
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