「現実にパラダイスは存在する」。島田順子さん、ロックダウンで変わった仕事と暮らし。

ロックダウンで仕事の拠点をパリから、パリ郊外のブーロンマーロットに移した順子さん。自然豊かな環境下で仕事をしながら、家族と友人とかけがえのない時間を過ごしています。そんな中でも自分らしくおしゃれを忘れない彼女のコーディネイト写真を生活模様とともにご紹介します。

島田順子さんがコロナ禍に思うこと。小さな幸せに感謝して生きることの大切さ。からの続きです。

仕事も今はブーロンマーロットを拠点にしながら、ときどきパリへ。今日はパリのアパルトマンで、スタイリストのイリアスさんとミーティングです。「マスクして、ソーシャルディスタンスをとりながら、ね」。と順子さん。

「シャーリングがあるから、ふんわりとしたシルエットが楽しめるのよ」。
ブラウス¥70,000、スカート ¥40,000(ともにJUNKO SHI MADA/ジュンコシマダ)

昨年は一時帰国もままならなかった状況下で、ディレクターの今日子さんや東京のスタッフとの打ち合わせは、 ずっとリモートワークで続けています。 本誌の連載ページの取材も、毎回、ライン通話で。背後に小鳥のさえずりが聴こえる、なんともうらやましい環境の中でのインタビューです。

シルクのニット¥90,000、グラフィカルプリントのスカート¥40 ,000
(ともにJUNKO SHIMADA/ジ ュンコシマダ03-5652-5650)
「着るたびに柔らかく肌に馴染んで くるのが魅力」という、アニョー(子羊)レザーのライダースジャケットにデニムで。
レザージャケット¥ 350,000、マリリンさん着用のプル オーバー¥60,000(ともにJUNKO SHIMADA)・フェイクレザーパ ンツ¥27,000(JS JUNKO SHIM ADA)/すべてジュンコシマダ

「ロックダウンは、長いヴァカンスをもらったみたいな気分よ。自然豊かなここ、ブーロンマーロットの環境に救われているんだと思うの。以前、IMA(孫)と二人でここにいた時に、『ここはまるでパラダイスね!』 と思わず口に出したら、『天国ってお空の上にあるんでしょう?』って彼女が言うの。だからパラダイスはお空の上だけじゃなくて現実にもあるのよって伝えたわ。田舎で過ごす時間は、本当にかけがえのないものなの」

「アーミーベルトからインスピレー ションを受けたベルトよ。ウエスタンブーツも私のスタイルには欠 かせない小物ね。70年代からずっと変わらないわね」。
エナメルのコ ート¥170,000(JUNKO SHIMA DA)・フェイクレザーパンツ¥27, 000(JS JUNKO SHIMADA)/ ともにジュンコシマダ

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『ku:nel』2020年3月号掲載
写真 松永学/コーディネート 鈴木ひろこ/編集 黒澤弥生

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