島田順子さん春の装い。家の中では自分のためのおしゃれを楽しんで。

ロックダウン以降、パリから南に離れた村での生活が主となり、家での時間が増えた順子さん。他人の目がないからとルーズな格好をせず、自分のためのおしゃれをすることが彼女の日々の小さな楽しみ。このような小さな幸せの積み重ねでできている彼女の日常を覗かせていただきました。


「何も予定がない日はノーメイクで過ごします。それが自分にとって心地いいから。お化粧が上手じゃないこともあるけれど」。という順子さんですが、この日は撮影のために珊瑚色の口紅をつけて、リビングで。
トップス¥90,000(49 AV.junko shimada)・パンツ〈参考色〉¥60,000(JUNKO SHI MADA)/ともにジュンコシマダ 03-5652-5650
※クレジットの記載のないものは、島田順子さんの私物です。

今日もパリの南、ブーロンマーロット村で過ごしている順子さん。これまで長年、平日はパリで仕事をし、時には日本へ戻り、週末は村の家でくつろぐ生活を送ってきましたが、春のロックダウン以降そのルーティンは無くな り、今はパリには週1、2回行く程度。 旅はできないし、遊びに行くのも容易ではない。友達と集まるのも難しい。そうなると、暮らしの多くのディテールは変わらざるを得ません。

「たまにはこんなふうに全身柄の トータルルックもいいかしら」。と、 クロコダイル柄のアイテムでコー ディネート。お気に入りのアンティークミラーのネックレスがアクセント。
ライダース風デザインのジャケット¥90,000、プルオーバー¥33,000、パンツ¥54,000(すべて49AV. junko shima da/ジュンコシマダ)

「たとえばおしゃれひとつとっても、外出しないとルーズな格好になりがちで、メイクも疎かに。でもこんなときだからこそ、朝起きたときに100パーセント自分の気分で着る服を選ぶ、というようなことをしています。急にピンク色を着るとか、忘れていたスカートをはいてみるとか。出掛ける予定もないのに1日3回着替えたこともあるくらい。他人の目がないからとずっとルーズでは面白くないでしょう?これこそ自分のためのおしゃれね」。

「自宅でひとりで過ごしながらも、あれこれ着替えてみたりすることも。おしゃれは自分のためにする ものだと思うから。このコートは、 両サイドに入った深いスリットか ら、パンツのラインがちらっと見 え隠れするのが素敵なの」。
セーラーカラーのロングコート¥110, 000、ワイドパンツ〈参考色〉¥ 90,000(ともにJUNKO SHIMA DA/ジュンコシマダ)

ひとりの時間に、毎日シーツを変える、DVDで映画を観るときはこの膝掛けをかける、片付けをしていたら仕舞っていた昔の服を発見する、というような、とても些細なことだけれど日々楽しみを見つけています。それは今に始まったことではなく、順子さんの日常は小さな幸せの積み重ねでできている、と言っても過言ではありません。

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『ku:nel』2020年3月号掲載
写真 松永学/コーディネート 鈴木ひろこ/取材・文 綿貫あかね 

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