春らしさを感じられるだけでなく、季節によって香りを楽しめる。そばを拒まず、混ぜご飯も受け入れることができる、無限大の可能性を秘めたいなり寿司。ベーシックないなり寿司の作り方をマスターしたら、次はアレンジレシピを試してみませんか?
炒り卵
【作り方】
1)卵1個は割りほぐして塩と砂糖をほんのひとつまみ合わせて鍋にいれ、弱火にかける。
2)ほぐしながらポロポロに 火を通す。いなり寿司4個分の酢飯に合わせ詰める。
ごまとすだち
【作り方】
いなり寿司4個分の酢飯に炒り白ごま小さじ 1を混ぜ、さらにすだち1/2個をしぼる。
そばいなり
【作り方】
1)そば60gをゆで、水でしめてよく水気をきったら、めんつゆ少々と和えて下味をつける。
2)煮た油揚げ4つに等分に詰めて、紅生姜少々を添える。好みで野沢菜漬けや刻みねぎを添えても。
甘辛煮の椎茸と三つ葉
【作り方】
1)干し椎茸1個は水で戻し、粗みじんに切る。
2)戻し汁大さじ4と、しょうゆ、砂糖各小さじ1/2を合わせて、炒りつけるようにして味をつけ、刻んだ三つ葉2本分と合わせ、いなり寿司4個分の酢飯に混ぜて詰める。
初夏に始まる旬の時期に、爽やかな甘酢生姜を仕込む。
初夏の6月ごろから旬の時期を迎える新生姜、その甘酢漬けはいなり寿司には欠かせない名わき役。たっぷり作って、惜しみなく自家製の爽やかさを楽しんで。
【作り方】
1)新生姜250gは皮をたわしや包丁の先などで軽くこそげて、スライサーなどで繊維に沿って薄く切る。
2)熱湯にいれてさっとゆで、ざるに広げて冷ます。
3)酢1カップ、砂糖100g、塩25gを鍋に合わせて火にかけ、砂糖がとけたら冷ましておく。
4)生姜の水気を軽く絞って、3と合わせる。翌日から食べられる。※煮沸消毒した瓶に詰め、冷蔵庫で保存すれば1年もつ。
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『ku:nel』2020年5月号掲載
写真 三東サイ/取材・文 船山直子