冬のごちそうはコレで決まり。アツアツを楽しむ耐熱の器の楽しい使い方

耐熱の器で作ったグラタンが置いてある

学芸大学の生活雑貨の店『MIGO LABO』の店主であり、フォトグラファーとしても活躍する、クウネル・サロンプレミアムメンバー石黒美穂子さん。器や工芸品などにも詳しいのですが、冬のこの時期に大活躍するという耐熱の器を紹介してくれました。

火にかけられる耐熱の器というと土鍋のような蓋つきの大きな物をイメージする場合が多いのではないでしょうか?我が家では10数年前から蓋のないタイプをメインに幾つかのものを使い分けしています。直火やオーブンで調理してそのまま食卓に出せ、調理器具と器を兼ねているのでとても便利です。洗い物も減らせて助かっています。

ナスの揚げ煮などの3品の料理がお皿に入っている
和食にもマッチす廣川温さんの耳付ボウルにはナスの揚げ煮。他の器との相性もバッチリ。
バターをひいた器でじっくりと両面焼いた焼き餅がお皿に入っている
笠原良子さんのカスエラ皿。 バターをひいた器でじっくりと両面焼いた焼き餅。
黒の器に湯豆腐が入っている
島るり子さんの黒の器で湯豆腐。 豆腐は切らずに温めて、食べる時にレンゲなどで掬いながら食べるのがオススメ。
グラタンが入った八角鉢が置いてある
渡辺信史さんの八角鉢で王道のグラタンを。鍋肌で焦げたチーズがカリカリになって美味。
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忙しい時に簡単でさっと作れる野菜グリル。残ってるジャガイモやズッキーニなどを好みのサイズにカットして、器に盛ってからレンチン。軽く塩をして、チーズをかけてオーブンで焼くだけ。誰でもできる楽チンで見映えも良く家族の評判も良いメニュー。

ネギの炒めたものが皿に入っている
渡辺信史さんの八角鉢を使ったネギグリル。 オリーブオイルと少しの塩で軽くネギを炒めたら、あとはオーブン入れるだけのシンプルレシピ。
チョリソとロマネスコのグリルが皿に入っている
チョリソとロマネスコのグリル。 笠原良子さんのカスエラ皿は小ぶりでちょっとしたものの温めに便利。
石黒美穂子さんのスタメンの耐熱の器が四つ白いテーブルに置いてある
我が家のスタメンの耐熱の器。使い込んで育っていくのを楽しんでいます。
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耐熱の器をメインにした企画展「あたたまる展」

『MIGO  LABO』では毎年恒例の耐熱の器をメインにした企画展「あたたまる展」を開催中です。陶芸家のフじイまさよさん、陶芸家の吉永哲子さん、木工作家の金城貴史さんの作品を中心に、常設でお取り扱いのある作家さんたちの器も並んでいます。ひとつひとつ丁寧に作られた作品は見ているだけでも温かくなります。

「あたたまる展」の店頭には耐熱の器がずらりと並んでいる
「あたたまる展」の店頭の様子。
長方形のグラタン皿が一つ、六角形のグラタン皿が二つ置いてある
渡辺信史さんの長方形のグラタン皿(写真左)は小さめなのでひとり分のグラタンを作るのに最適です。
白と茶色のグラタン皿がたくさん机に置いてある
笠原良子さんのフォンデュ鍋(写真上)は深さがあるので汁物やコンフィなどの煮込み料理に便利。
黒でマットな耐熱皿が二つ置いてある
島るり子さんの器はシンプルなデザインでマットな黒がスタイリッシュ。
牧瀬福次郎さんの和紙で編んだ鍋敷きや、岩本清商店の桐の鍋敷きが複数置いてある
牧瀬福次郎さんの和紙で編んだ鍋敷きや、岩本清商店の桐の鍋敷きなども。
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遊び心のあるデザインが人気の陶芸家・フじイまさよさん。桜の木のハンドルがかわいいミルクパンや小さなアヒージョカップなど食卓が楽しくなる器を作られています。

フじイまさよさが制作した耐熱の器が置いてある
フじイまさよさんはおうち時間を大切にしながら福島で制作活動をしています。
直径14cmの小鍋に炊く前の白米が入っている
ご飯が炊ける小鍋は直径14cmと小さいサイズですがタフなアイテム。
白い空っぽの小鍋が置いてある
丸いグラタン皿はシンプルなデザインで程よいサイズ感。色は柔らかいニュアンスのモカと優しい風合いのfoggyの2色。
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静岡県掛川市で作陶してる吉永哲子さんからは使い勝手の良いグラタン皿やスープカップなどが届いています。吉永さんの工房と同じ敷地内にある「ご飯屋したたむ」(完全予約制)では料理人のご主人・夏樹さんによる手の込んだ季節のコース料理が頂けると大人気です。

耐熱皿が複数置いてある
バラエティに富んだフォルム、サイズの器が並んでします。
焦茶の耐熱の器が二つ置いてある
スープカップはカフェオレや小鉢がわりに使うのも良さそうです。
中目黒のRica's kitchenの耐熱皿を使用した料理
中目黒の『Rica’s kitchen』さんでは食材の色が映える白のグラタン皿をお使いいただいています。
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金城貴史さんは岐阜県中津川市で活動する木工作家。使いやすさと耐久性を重視したカトラリーを中心に制作をされています。経年劣化を軽減するため紙やすりでの研磨は一切行わず、刃物だけで最後まで削り仕上げた作品の表情が静かな個性を作り出しています。

木製のスプーンがたくさん置いてある
一点物の取り分け用の大匙は先端が尖っているものもあり、実用性を兼ね備えています。
木製のスプーンとフォークがテーブルに置いてある
手に優しくフィットするカトラリー類は口当たりもよいのでオススメです。
ユニークなフォルムで使いやすいジャム匙やデザートサイズのフォークがカトラリーケースに入ってい
ユニークなフォルムで使いやすいジャム匙やデザートサイズのフォークなどもあります。
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益子で活動する廣川温さんの作品は安定感のあるしっかりとした作りに定評があります。

ごはん鍋におでんが入っている
人気のごはん鍋は深くて収納しやすいサイズが魅力。 おでんやポトフなどの煮込み料理にも適しています。
手持ちがついた底が深い鍋が二つ並んでいる
しっかりとした持ち手が付いている片手鍋タイプは直火料理で活躍してくれます。
リムに施された縞模様と釉薬が絶妙なデザインの器に料理がのっている
リムに施された縞模様と釉薬が絶妙なデザインの。 普通の盛り付け皿としてもオススメです。
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食卓が温かく楽しくなる耐熱の器を色々ご紹介しました。是非お気に入りのものを見つけて暮らしに取り入れてみてくださいね。

耐熱の器で作ったグラタンが置いてある

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この記事の
プレミアムメンバー

石黒美穂子

フォトグラファーとして女性誌、WEBなどで活躍。生活雑貨のセレクトショップ「MIGO LABO」(東急東横線・学芸大学駅)のディレクターも務める。
https://www.migolabo.com/
Instagram : @migolabo @ishiguromihoko

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