「丸善 京都本店」が選ぶ【京都本】。かわいいものから銭湯、京都人のしきたりまで、深く知るとひとり歩きがもっと楽しくなる!
京都の書店が選ぶ、旅をより深めるとっておきの本。『丸善 京都本店』実用書・地図ガイド書担当 ・三上恵利奈さんにセレクトいただき、お話を伺いました。
かわいいものから銭湯まで、 地元の人も知らない京都を深く知る。
選書してくれた人
実用書・地図ガイド書担当
三上恵利奈さん
趣味からファッション、生活の実用書を担当。おすすめの読書スポットは立誠ガーデン ヒューリック京都の芝生広場など。趣味は絵師・長沢蘆雪が描く犬から、ナウル共和国の万博グッズまで古今東西、かわいい雑貨の収集。
ひとり歩き、食文化、歴史の豆知識など、さまざまな切り口の京都の本を選ばせてもらいました。
個人的に、かわいいものに目がないんですが、『京都琳派をめぐる旅』は琳派の意匠が意外にも現代のかわいいデザインにも溶け込んでいることが分かり、そこが面白い。
『京都 琳派をめぐる旅』
淡交社編集局
京都のエリアごとに、琳派ゆかりの地を案内する書。「和菓子屋さんの包み紙も掲載されていて、現代に伝わる琳派の影響を感じますね。かわいいものがお好きなかたには読んでほしいです!」。淡交社
『京のあたりまえ』は、まるでおばあちゃんの知恵袋的な、誰かに言いたくなる京都ならではのルールやしきたり、その由来が紹介されています。旅する前に予習しておくと、京都人の生活の見え方が少し変わるかもしれません。
『京のあたりまえ』
岩上力
「なぜ京都人はいけずと言われるのか?名前に付ける“さん”と“はん”の違いは?など、誰かに言いたくなるような豆知識が満載です」。京都人ならではのしきたりや、その理由などを紹介するエッセイ。光村推古書院
『新装版 京都ものがたりの道』は柔らかい文章で読みやすいけれど実はかなりマニアック。発売以来、人気の一冊です。京都のいろんな銭湯の個性が見える『京都の風呂屋を歩く』は京都の人にとっても京都ガイドになるような本。周辺マップも付いて楽しいですね。
『新装版 京都 ものがたりの道』
彬子女王
寺町通や千本通など、街の通りごとに京都を案内する街歩きエッセイ。「通りを切り口に紹介するという視点がユニーク。京の街歩きに役立つ『ちょっと寄り道』や地図が掲載され充実しています」。毎日新聞出版
『京都の風呂屋を歩く』
松本康治
「各銭湯の個性を知り、ローカルな視点から京都での生活が見えてくるような本。街の銭湯をテーマにひとり歩きするのもおすすめです」。銭湯を読み物として楽しめる、街の生活史が詰まった銭湯ガイド。さいろ社
他におすすめしたいのは京都の出版社、淡交社の『歩いてわかる京都の食文化』です。テーマごとの食材や料理、和菓子などが細かく紹介され、京都の水についてもかなりページが割かれているのもユニーク。読み物として、旅を豊かにしてくれる本だと思います。
これらの本には、きっと地元の人も知らないことがたくさん紹介されています。改めて京都を深く知る機会になり、それをきっかけに、京都を旅したいと思っていただけたら!
SHOP DATA
丸善 京都本店
住 : 京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都 BAL B1階・B2階
営 : 11:00~20:00
休 : 無休 ※京都BALの休業日に準ずる
フロア面積約1,000坪の大型書店。京都本コーナーも。ギャラリーとカフェを併設。
HP
『クウネル』2026年9月号掲載
取材・文/中村悠介、編集/河田実紀
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『クウネル』NO.140掲載
旅を深める本76冊と歩く、京都。
- 発売日 : 2026年7月17日
- 価格 : 1,080円 (税込)