ハイトーンからデザインカラーなど、今となっては幅広い年齢層に人気のカラーヘアが増え続けています。髪の一部でもブリーチをすれば、多くのカラーを入れて楽しむことができるのも魅力のひとつ。しかし、カラーをした分だけ髪へのダメージは増えるもの。今回は、日々進化を続ける皆さんのカラー遍歴や、髪の健康維持方法を教えていただきました。
【50代からのカラーヘアvol.1】ピンクで自分を解き放つ!栗原友さん、安野ともこさんのヘアスタイル。 からの続きです。
髪色はおしゃれを深める要素。常にアップデートし変化も楽しむ。
平井まり子さん/アクセサリーデザイナー
しばらくインナーカラーに凝っていたという平井さん。「ナチュラルな色から、ブルーやピンクと……入れてはまた、色を変えるの繰り返しで楽しんでいました。退色の具合さえ面白いし、シンプルな服を着ていても髪色がポイントになるのもよくて」。
現在は肩までの長さにしてハイトーンのメッシュにチェンジ。アッシュ、ベージュ、ゴールド系のグラデーションが効いています。ニュアンスが豊か!「髪はわりと多いので、後頭部は髪の層の下側に薄めの色を入れたり、何色もランダムに入っています。下ろしたり、結び方で毛先を遊ばせたり、色の出し方も日々変えて楽しんで」。
個性的で似合う色を常に試しておしゃれも多彩に。
藤井かほりさん /「ダールロワゾー」ソムリエ・女優
「大人っぽくて、おしゃれな色がいいということで、ここ最近はワインレッドなど、ピンク・赤系。さまざまなバリエーションで遊びましたが、グリーンを提案してもらい面白そうと思って。想像以上にいい感じです」。
発色が難しいグリーン系ですが、色みしっかり。藤井さんを担当する fiorista の杢雅樹さんによると「ブリーチで赤みを抜いた後、緑を濃淡利かせて入れています」とのことで、光で色みが変わるミステリアスさも納得。「髪色が違うとまた似合う服の色も変わってくるので、楽しくなります」。取材後しばらくして、今度はアッシュに挑戦中という速報も……。
気持ちを上げるハイトーン。髪形も健康も細やかにフォロー。
久保田直美さん/メイクアップアーティスト
金色、黒、白髪の3色混然のトーンが、クールなボブに映えます。「白髪を隠すのが嫌いなのもあって、ブリーチを始めて約10年。その中でも三毛猫風のミックスとか、ローズを加えてみたりいろいろ経ています。3年前には一時ナチュラルな白髪に戻したのですがつまらなくなって、気持ちを上げるためにまたブリーチヘア」と、 常にアグレッシブに、ハイトーンを深める久保田さん。
もみあげ部分は白髪のままにし刈り上げるなど、髪形と色の合わせ方もハイセンスで技と緩急が利いています。「大人のカラーヘアは健康維持が大切。毛羽立ちなどは避けたいので真面目にケアしています」と聞くと納得です。
『クウネル』2021年11月号掲載
写真/徳永 彩 取材・文/原 千香子、薄葉亜希子
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