年下の夫と2人暮らし。名作ヴィンテージマンションを住み替えてきたデザイナー望木康代さん【住まいの履歴】
各界著名人の気になるお住まいを拝見。これまで住んできた家のお話も合わせてお聞きする「住まいの履歴」。今回はデザイナー・望木康代さんのお住まいです。
ジュエリー、ドレス、ヴィンテージ家具、「好き」がぎゅっと詰まった空間。
昔からヴィンテージマンションに憧れていたという望木康代さん。離婚とデザイン会社設立が重なった37歳の時に、それまで住んでいた千葉から都心にお引っ越し。青山界隈の名作ヴィンテージマンションを住み替えてきました。
「高校時代から通っていた表参道はいつか住みたいと思い続けていた場所。根津美術館の借景が美しい『パレス青山』には10年間住みました。最も愛したのは『南青山第一マンションズ』。『コープオリンピア』も素敵でした」
ヴィンテージ好きは洋服やジュエリー、家具選びにも。各部屋には長年集めてきたコレクションが詰まっています。
「時代を重ねた美しいものに囲まれていると落ち着くんです。新築マンションに住んだこともあるのですが、しっくりこなくてすぐに引っ越しちゃいました」
現在の住まいは渋谷区のレトロビルの最上階。クラシックな内装やゆったりした間取りにピンと来たというオーナー物件に、49歳で再婚した23歳年下の夫と2人で暮らしています。
独立した広めのキッチンは作業場としてもお気に入り。
アクセサリーパーツやドレスが飾られたリビングの一角は望木さんのアトリエ、夫の英会話教室など多目的に活用。
「今では夫もすっかりヴィンテージマニアに。家具の好みも似てきました。お気に入りは玄関前の空間を利用したロビー。SNSの投稿がきっかけで始めたヴィジョンボードセミナーや夫の英会話教室など人が集まる家なので、ゲストが寛げるスペースを作りたかったんです」
ジュエリーやサングラスをショップのようにディスプレイ。お気に入りの花器は『モーゼル』。
各国で買い集めたヴィンテージジュエリーや洋書のコレクションはデザインのインスピレーションにも。
上京してから引っ越した回数は8回。その時々にしっくりきた物件に住み替えながら理想の暮らしをデザインしてきた望木さんの住まいの捉え方は、あくまで軽やか。いずれは地方都市への移住も視野に入れているそうです。
住まいの年表
●35~57歳 青山の名作マンション
パレス青山、南青山第一マンションズなどのヴィンテージマンションに暮らす。「憧れの物件は粘り強く空きを待ちました」
●57〜59歳 解体前の本郷ハウス
タイミングよく建て替え前に引っ越し。約20年住み続けた青山を離れたことで選択肢が広がり、その後、現在の住まいに。
PROFILE
望木康代/もぎ・やすよ
デザイナー
ジュエリーやバッグのデザインを手がけながら、ヴィンテージ中心のフリーマーケット「Maison de Lila」を軽井沢で不定期に開催。自身の体験を元に、ヴィジョンボード(夢や目標をボードにまとめたもの)の作成法を教える講師としても活躍。
『クウネル』2026年5月号掲載
写真/玉井俊行、取材・文/吾妻枝里子
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『クウネル』NO.138掲載
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