カヒミ・カリィさんがハッとされられた言葉。目的よりも、歩んできた「道」そのものにきっと意味がある。
読んだり、聞いたときに、何かの気づきがあり、視点を変えてみるきっかけになった言葉。そして、その後の生き方の指針となった言葉。それぞれの人の人生に伴走する、大切にしている言葉を聞きました。今回はミュージシャンのカヒミ・カリィさんです。
ニューヨークでのスローな生活の中で気づいた言葉。
今年16歳になる娘が3歳の頃、ニューヨークに拠点を移しました。
それまで音楽を中心に走り続けてきた生活が娘中心のスローな生活に一変し、戸惑いを感じることもありましたが、振り返ってみると豊かで大切な時間だったなと思います。保育園への短い道のりも「あ、どんぐり!」なんて寄り道して、すごく時間がかかるんです。そんな時、この言葉の意味がわかったような気がしました。
「道」は目的に向かう過程かもしれませんが、私は「道を歩く」こと自体に意味があるし、それこそが大事なのだと思います。
あの時どうすればよかったのかなと後ろを振り向くことがあっても、歩んできた「道」そのものにフォーカスすれば、もっと心が自由になるんじゃないでしょうか。
PROFILE
カヒミ・カリィ/かひみ・かりぃ
1991年にデビュー以来、国内外を問わず多彩な音楽活動を続ける。フランス、アメリカでの海外生活を経て2025年春から拠点を日本に。執筆家、フォトグラファーとしてもマルチに活躍する。
『クウネル』2026年7月号掲載
写真/玉井俊行、取材・文/吾妻枝里子
SHARE
『クウネル』NO.139掲載
これからを生きるための「言葉の力」。
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