「今日はワインを飲もうか?」。そんなときにささっとつくれるビストロメニューをコウケンテツさんに教わりました。簡単なのに気の利いた一皿。おもてなしの食卓にもおすすめです。本日は下ごしらえのみで、あとは時間がおいしくてくれる鍋蒸しです。
豚肉とキャベツの鍋蒸し
鍋に材料を入れて蒸し焼きにするだけ。それだけなのに、とても味わい深い。キャベツから出た水分で蒸された豚肉はしっとりジューシー。
■材料(3~4人分)
豚肩ロースブロック肉…1本(500g)
キャベツ…1/2個
にんにく…2かけ
酒…大さじ2
塩、粗挽き黒こしょう…各適量
オリーブオイル…大さじ2
イタリアンパセリのみじん切り…適量
■作り方
1)豚肉はフォークで数カ所、穴をあけ、塩小さじ1を全体にすりこむ。キャベツはざく切りにする。にんにくは薄切りにする。
2)厚手の鍋にオリーブオイル大さじ1を中火で熱し、豚肉の全体をさっと
焼いて取り出す。続けてキャベツを鍋に広げ、豚肉をのせてにんにくを散らし、酒、オリーブオイル大さじ1、塩少々を全体にふって、ふたをして弱火で30〜40分蒸す。豚肉を取り出して薄切りにし、キャベツとともに盛りつけ、塩、こしょうをふってパセリを散らす。
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こう けんてつ
料理家。大阪府出身。旬の素材を生かした簡単でヘルシーなメニューを提案し、テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍。プライベートでは3児の父親として日々子育てに奮闘中。親子の食育、男性の家事・育児参加、食を通してのコミュニケーションを広げる活動に力を入れている。著書は、「おやつめし」(クレヨンハウス)、「だけ弁当」(扶桑社社)など。
★インスタグラム@kohkentetsu
『ku:nel』2017年1月号掲載
写真 松村隆史/スタイリング 大谷優依/取材・文 鈴木麻子