クリスマスからお正月にかけて、ワインを飲む機会が増えそうですね。いつもとは違うメニューに挑戦して、年末年始の食卓を盛り上げませんか?コウケンテツさんにワインに合うビストロメニューを教えていただきました。本日は、魚介のエキスを味わうお鍋を紹介します。
ポルトガルの魚介の漁師鍋
訪れたポルトガルで出合ってコウさんが「これはうまい!」とハマってしまったというひと皿。小ぶりなじゃがいもを拳でつぶして添えるのがポイントです。
■材料(3~4人分)
たらのぶつ切り…2〜3切れ
あさり(砂抜きしたもの)…200g
いか…1/2杯
有頭えび…6尾
玉ねぎの薄切り…1個分
赤・黄パプリカの薄切り…各1/2個分
ピーマンの薄切り…2個分
にんにくの薄切り…1かけ分
ホールトマト(缶)…100g
白ワイン…1/2カップ
ローリエ…2枚
タイム…2〜3枝
オリーブオイル…大さじ3
じゃがいも(小)…8個
塩、粗挽き黒こしょう…各適量
イタリアンパセリ、オリーブ…各適宜
■作り方
1)たらは塩、こしょう、オリーブオイル大さじ1、タイムの葉を加えて混ぜて10分ほどおく。
2)いかはさばいて1㎝幅に切る。有頭えびは身の部分だけ殻を取り、背ワタを取って洗っておく。
3)鍋に残りのオリーブオイルを熱し、玉ねぎ、パプリカ、ピーマン、にんにく、ローリエ、タイムを炒める。白ワイン、つぶしたホールトマトを加えて炒め合わせる。塩、こしょうをする。
4)魚介をすべて並べ入れ、ふたをして10分ほど煮る。
5) 塩、こしょうで味を調える。器に盛って、塩ゆでしてつぶしたじゃがいも、イタリアンパセリ、オリーブを添える。
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こう けんてつ
料理家。大阪府出身。旬の素材を生かした簡単でヘルシーなメニューを提案し、テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍。プライベートでは3児の父親として日々子育てに奮闘中。親子の食育、男性の家事・育児参加、食を通してのコミュニケーションを広げる活動に力を入れている。著書は、「おやつめし」(クレヨンハウス)、「だけ弁当」(扶桑社社)など。
★インスタグラム@kohkentetsu
『ku:nel』2017年1月号掲載
写真 松村隆史/スタイリング 大谷優依/取材・文 鈴木麻子