目に映るのは、お気に入りのものだけ。『jokogumo』店主・小池梨江さんの、メリハリのある空間。

小池梨江さん アイキャッチ

リノベーションしたマンションに家族で暮らす、雑貨店「jokogumo」店主の小池梨江さん。家にも並ぶ伝統工芸品の数々は、どこか懐かしく落ち着く雰囲気を演出してくれています。今回は、そんな小池さんの、お気に入りのものたちが美しくディスプレイされたハイセンスな空間を見せていただきました。

見せるもの、隠すもの、メリハリをつけて。

jokogumo (よこぐも)店主/小池梨江さん

小池梨江さん リビング
右奥の日当たりのいい場所にベンチが。一人息子が遊んだり、ここでごろりと昼寝をすることもできる。

広々と明るいリビング・ダイニングルームに入ると最初に目に入ってくるのは、正面の壁に飾られた東北地方の腰みのに、素朴な表情の鬼のお面。小池さんの住まいを象徴するようなどこか懐かしいオブジェたちです。

小池梨江さん ソファ
以前使っていた棚を横向きにして利用、集めた人形やオブジェを飾る。足元のラグはインドのカンタ刺繍。

5年前に購入し、全面的にリノベーションをしたマンション。もともとは2LDKだったものを、1LDKに改装。二方向の窓から風が通り抜け、日当たりも良好です。長年、日本各地を訪れ、かごやざる、漆工芸や木工芸など、地元に根ざした美しく、機能的な手仕事の道具を集め、販売してきました。そこでおのずと培われた、ものを見て、選ぶ、またそれをチャーミングにディスプレイするテクニック、センスの高さが隅々までうかがえます。

小池江梨さん お面
地方の荒物屋さんで見つけた腰みの、木工作家のお面、ラオスの古いスプーンを絶妙なバランスでレイアウト。

「最近は本物とそっくりの新建材がいろいろあって便利だと思いますが、私はやっぱり、木は本物の木、石なら本物の石がしっくりきます」

小池梨江さん 花瓶
形の美しい花瓶は置いておくだけで絵になる。好きなものの見せ方の参考にしたいテクニックだ。

だから、フローリングの床や家具はもちろん、キッチンもシンク以外は天然の木材で作られています。ネットで探した木工作家に注文して、希望通りのものを作ってもらいました。

小池梨江さん キッチン
こまめに拭いて、乾燥を心がけている木製の台所。壁は炭を混ぜたモルタルでシャープさを演出した。

気になるものは居場所を決めて収納し、目に映るものは納得のいく楽しいもの、美しいものを、好きなスタイルで飾る……それが、小池さんの居心地のいい部屋づくりの鉄則なのです。

雑多な小物はテーブル下に収納。

小池梨江さん テーブル
キッチンと同じ作家にオーダーしたテーブル。 天板の下に薄い収納スペースがあり、パソコンのコードや書類など、机周りの、雑然としがちなものをしまう場所を確保している。

『ku:nel』2021年7月号掲載
写真 平郡政宏/取材・文 船山直子

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