誰でも簡単に作れるスワッグって?部屋が3割増しで素敵に見える!大人の“フラワーアレンジ”レッスン。

スワッグ(アレンジ①完成)

長く続いたおうち時間。植物の存在が心を癒やしてくれたという人も多いのでは? 秋冬のおうち時間におすすめしたいのが”スワッグ”作り。そこで、花のプロに初めてでもできるスワッグの作り方を教えてもらいました。手に入れやすい材料を使い、コツさえ覚えれば誰でも上手に作れます。切り花と違って長時間、楽しめるのもスワッグのよいところ。ぜひ、お試しください。

スワッグ「swag」とはドイツ語で「壁飾り」を意味します。発祥は紀元前ともいわれるほど歴史があるそう。

教えてくれたのは、埼玉県さいたま市にある花屋「plain」の店主・伊藤真実さん。店頭やオンラインでブーケやリース、スワッグを販売するほか、不定期でスワッグやリース作りのワークショップも行っています。


基本のスワッグの作り方

さっそくスワッグレッスンをスタート。まずは、グリーンだけで作る「基本のスワッグ」から教えてもらいます。使う材料は、

・植物(今回は2種類のユーカリを使用)
・麻紐
・ラフィア紐

の3つ。ユーカリはハート型のような大きな葉の「ポポラス」と、小さな葉が重なり合う「グニー」を使用。どちらも花屋で手軽に手に入るメジャーなものです。葉の大きさの違うものを組み合わせることで、1種類よりもリズムとボリュームが出るそう。麻紐とラフィアの紐は100円ショップでも手に入ります。
「植物はお好みですが、ドライになっても様子が大きく変わらないものがいいですね。お花屋さんでスワッグにしたいと伝えれば向き不向きを教えてもらえると思います」(伊藤真実さん・以下同)。

はさみは、できたら植物を切る専用のものがあるとよい。

長くてボリュームのある一本からスタート

「まずは、でき上がりのサイズ感をイメージしましょう。花材に合わせて決めますが、今回は直径40㎝ほどにします。初めに、できるだけ長くてボリュームのある一本を選びます。このとき大切なのが、360度ぐるりと回してカーブや角度を見極めること。スワッグは壁やドアに飾ることが多いので、そのカーブを利用して仕上がりの向きを決めます」。

まずはベースとなる1本を選ぶ。実際に壁に当ててみるとイメージしやすい。

ベースが決まったら二本目の枝を重ねます。このとき、最初のものより、下の部分が少しだけ短くなるようにするとバランスがよくなるそう。
「重ねるたびに少しずつ短くすると最終的にバランスのよいスワッグになります。長ければ茎側を切ればよいので、下の位置をしっかり決めましょう。初めのうちは、動かないように1本ずつ重ねたら麻紐でギュッと結ぶと作業がしやすくなりますよ」。

2本目以降を重ねる際も壁に当ててやるとイメージしやすい。壁で枝を重ね、テーブルに置いて紐で結ぶ、と場所を変えて作業するとよい。

慣れないうちは1本重ねては結ぶ、を続けると作業がスムーズ。最終的にラフィアで隠すので結び目は気にしなくてOK。

上のほうに重ねるのは短いほうがバランスがよいので、長ければカットして。枝の分かれ目を上手に切ってなるべく無駄が出ないように。

結び目の付近に葉が当たらないように、茎の部分の葉は事前に除いておく。

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ポイントは長さを不揃いにすること

7~8本重ねて十分にボリュームが出たら全体のバランスを整え、茎の部分を麻紐で結びます。
「葉が乾くと全体にボリュームダウンするので、初めはボリュームを多めにしておくと長く楽しめますよ。また、日が経つと茎も痩せるため、結んだ部分が緩いと下に落ちてしまいます。何度か巻きつけてきつく結びましょう」。
茎を結んだら長さを切りそろえますが、ポイントはまっすぐではなく、あえて長さを少し変えること。
「ちょっとしたことですが、長さを変えたほうが飾ったときにニュアンスが出て、こなれた雰囲気になります」。
最後に壁に掛けるための紐を付けます。このとき、茎より長くなってしまうと見栄えがよくないので、短い輪っかにして枝に隠れるようにします。

結んだ位置から7~8㎝長さで切るとバランスがよい。一本ずつ少しずつ長さを変えて切って。

茎を結んだ部分に麻ひもを通して小さな輪っかを作る。輪っかの結び目が束ねた部分に隠れるよう回しておくとなお良い。

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いよいよ完成!

最後にラフィアで結び目を隠します。
「ただ巻き付けるだけでもいいですが、このスワッグはグリーンだけなのでリボン結びにしてワンポイント追加しましょう。片結びのリボンにすると大人っぽい雰囲気になると思います」。

麻紐を隠すようにしてラフィアを幅が出るように巻き付ける。

今回は片結びのリボンに。スワッグの長さに合わせて輪っかの大きさや長さは調節を。

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スワッグ(完成②)
スワッグの完成! 葉のニュアンスの違うユーカリにラフィアがよく似合います。

ざっくり作っても雰囲気が出るのが魅力

お店に飾ってあるようなスワッグが30分も掛からずでき上がりました。
「今回は1本ずつ重ねましたが、あまり難しく考えず、机の上に植物を並べてバサッとひとまとめにするだけでもいいんです。スワッグのいいところは、ざっくりやってもある程度いい雰囲気になるところ。気に入らなければ何度やり直してもいいですし、慣れてきたら植物を変えたり実を組み合わせたりしてアレンジするのも楽しいですよ。ぜひ、あなただけのスワッグを楽しんでみてくださいね」。


アレンジでもっと華やかに

ユーカリに花をプラスしてアレンジ。小さくて淡い黄色の花は「スターチス」。ドライになっても色が褪せにくいためスワッグに最適。

ユーカリの間にスターチスを少しかたまりにして加えるとバランスがよく仕上がる。花の雰囲気に合わせてラフィアをリボンに結んで。

上級者アレンジはグリーンに黄色の実の「つる梅もどき」、「エリンジウム」、「クラスペディア」を組み合わせて。

イエロー×グリーンの秋らしいスワッグの完成。花と実の主張があるのでラフィアを巻き付けるだけで仕上げて。

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