東京から1時間半の小トリップ。古い洋館を改装した生活雑貨の店『日用美』

日用美

湘南の西エリアの大磯や二宮は移住者も多く、いま注目が集まっている場所。<クウネル・サロン>プレミアムメンバー石黒美穂子さんがオススメのスポットをご紹介してくれました。

鎌倉・材木座にあったセレクトショップ日用美は店名の通り、日常の生活を穏やかに彩ってくれる生活雑貨を扱うショップとして人気でした。私は7年ほど前にインテリアの取材で知り、以降、鎌倉に行く度に立ち寄るお気に入りのお店でした。オーナーの浅川さんから移転の話を聞いたのは3年前のこと。「もっと自分らしい生活をしたいので古い一軒家をリノベーションして移住します」と。驚きながらも新しい暮らしやお店の構想を聞いてとても楽しみにしていました。

木造の洋館をリノベーションした趣のある外観。窓枠やドアなど細部まで手の込んだ作りで建物好きなら一見の価値あり。

穏やかな空気感の流れる日用美。浅川さんの柔らかな接客に癒されます。

浅川さんの愛用している大嶋櫻子さんのかすみ草ピアスは日用美の人気アイテムの一つです。

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昨年、オープンした日用美は東海道線・二宮駅から徒歩6分の緑の多い、長閑なところ。鳥のさえずりを聞いていると日々の喧騒や忙しさを忘れさせてくれます。

私がお邪魔した常設展示には鎌倉の時と同じく、浅川さんの審美眼で選ばれたテーブルウェア、アクセサリーや洋服など私の物欲を刺激する素敵な物が揃ってました。

洋館をリノベーションした店内は窓から優しい光がキラキラと美しく降り注ぎ、居心地が良いのでついつい長居してしまいます。

天井の高く広々としていて雰囲気のある店内。コーナーごと見やすいディスプレイ。

鎌倉の時から使っている大谷石の什器。他の什器もどれもぴったりとはまっていますが新しく買った什器はないんだとか。

ディスプレイのバランスが絶妙で見せる収納のお手本になります。

洋館の大きな窓はそのまま使われいて、庭の緑も絵画のようでタイムスリップしたような気分になります。

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日用美では湘南エリアのクラフト作家さんの作品や食品などを多く取り扱っています。地元や人の繋がりを大事にしてる浅川さんの元には同じような志を持つ仲間が集まってくるようで広い湘南を網羅した充実したラインナップはさすがです。

また3月からは店の奥の厨房で週1回のペースでカステラの製造販売も始めりました。

「逗子で規格外の野菜を使ったFARM CANNINGの瓶詰めの野菜ソースは美味しくてオススメです。」と浅川さん。

秋谷海岸近くでギャラリーショップ KURAKURA storehouseを営む陶芸作家・白倉恵美さんの天使のオブジェがステンドグラスのからの光を受けて宙に舞う姿は幻想的です。

カステラは食材にもこだわり九州かあ取り寄せている玉子の味を存分に味わえます。パッケージは温かみのある浅川さんの手書きの文字。

帰宅後、自宅にてコーヒーのお供に頂いたカステラ。しっとりとした食感に控えめの甘さで玉子の美味しさが際立ちます。

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浅川さんの生活に対する思いや家づくりのエピソードなど読み応えある書籍『日用美のくらしづくり、家づくり』(光文社)。

日曜
『日用美のくらしづくり、家づくり』(光文社)

私は着工前から二宮に通いながら撮影を担当させてもらいました。完成までには紆余曲折あり、お店がオープンした時は自分のことのように嬉しくなりました。鳥のさえずりや木々の木漏れ日の中の異空間へのショートトリップ気分で遊びに行ってみて下さい。


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