50代、おしゃれミューズ・美木ちがやさんのEnjoy!ファッション「Vol.08 そばに置いておきたい大切な本」

美木ちがや

発売中の『クウネル』1月号では、カルチャーを牽引する本好き81名の方々に、大切にしている本について語っていただきました。そこで今回の連載は、誌面では語られていない美木ちがやさんの「そばに置いておきたい本」をご紹介します。


Tonne Goodman『Point of View』

Tonne Goodman『Point of View』

歴史的なファッションの場面に遭遇しているVogueのファッションディレクター、トニー・グッドマンのこれまでの仕事を振り返る一冊。彼女が携わった名だたるフォトグラファーとの仕事、ブランドの広告を楽しむことができます。

「ファッションの歴史が詰まっている本で、ドレスやヘアスタイル、メイクもその時の時代の一流のものが載っているので、隅々まで見て参考にしています。彼女の生活や洋服の感じも垣間見れるのも楽しい。」


Annie Leibovitz『Retratos, 2005-2016』

Annie Leibovitz『Retratos, 2005-2016』

世界の最前線を走り続けるアメリカ出身の写真家・アニー・リーボヴィッツ氏の写真集は、縦36cm、横27cmを超え、ずっしりと重みを感じる写真集。

「スマホやタブレットをスクロールしてたくさんのコンテンツを見ることが容易になった現代に、敢えて大きなサイズの写真集を買うことが増えました。紙をめくった時の驚きや没入感が好きで、色の再現度だったり、匂いだったり、手に持ってじっくり見ることで新たな発見があります。

特に彼女の写真は、影の作り方や細部の作り込みが繊細でうっとりします。」


Elizabeth Peyton

Elizabeth Peyton
『Deichtorhallen Hamburg 2001, 28. September 2001 Bis 13. Januar 2002』
エリザベス・ペイトン
『Portrait of an Artist』
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絵画、ドローイングなどの作品を手掛けるアメリカの現代アーティスト、エリザベス・ペイトンによる画集&写真集は、ちがやさんのインスピレーションの源。

「以前本屋で出会った彼女の絵に魅了され、それからネットなどで買い集めるようになりました。作品として取り上げられている人物が、お洒落で雰囲気のある人ばかりで、色合いの美しさも相まって心奪われます。」


大橋歩『ありがとう』『ともだち』

大橋歩
左から『ありがとう』、『ともだち』

長い付き合いだというイラストレーター・大橋歩さんの展覧会に伺った時にいただいた絵本たち。ちがやさんは原画を3枚持っているほど、大橋さんの絵に魅了されているんだとか。

「犬が好きなことがとっても伝わる絵なんです。ユニークなタッチの中に表情や尻尾の動きが細かく表現されている。これだけ引き込まれる絵を描く人って他にあまりいないんじゃないかって思っていて、どのページもお気に入りです。

絵本の内容はポップなイラストに反してシリアスな場面もあったり。大人が真剣に読んでも涙が出てしまう、心に染みるストーリーです。」


T.HAYASHIDA『TAKE IVY』

T.HAYASHIDA『TAKE IVY』

1960年代に日本で一大ブームとなった「アイビールック」のバイブル。ページには付箋がたくさん貼ってありました!

「家族みんなで読んで、それぞれいろんな視点で学んでいます。ファッションのエッセンスを取り入れたり、1960年代の雰囲気を感じたり。40年くらい前になると、逆に新鮮に感じてしまうんです。ああこんな時代だったな、ってハッとする場面がこの本の中にはたくさん散りばめられています」


美木ちがやさんの本

今回紹介いただいた7冊のうち5冊は写真集。最後に、ちがやさんが写真集に特別な想いを持つ理由を語ってくださいました。

「写真集って、その人の人生を表しているようで好きなんです。自分の人生も、毎日が作品の一ページになると感じることで、日々をより大切に過ごそうと思える。

一生を振り返った時に、今回紹介した写真集のような厚みのある素敵な作品にできたらいいなと思います。」

写真・編集/久保田千晴

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