学芸大学の生活雑貨の店『MIGO LABO』の店主であり、フォトグラファーとしても活躍する、クウネル・サロンプレミアムメンバー石黒美穂子さん。先日、何年か前から気になっていたマクラメのワークショップを受講したのだとか。その際の講習レポートをお届けしてくれました!
「以前より興味のあったマクラメが体験できるワークショックを見つけて、年明け早々に出掛けてきました。」
オシャレなお宅のインテリアに使われていたり、セレクトショップなどで見かけたりする雑貨など何年か前から気になっていたマクラメ。昨年末にネット検索で面白い手芸用の糸が売っているsawada itto(サワダイット)の南青山にあるアンテナショップのページでマクラメワークショップを見つけて申し込みました。3時間ほどの講習で自分の作りたい小物2個を作ります。参加費は作るものによって違いますが1回 4,000〜6,000円(税込)と初心者にも始めやすい設定なので気軽に始められます。
韓国に続き日本にも第3次ブームが来ています。
ワークショップ当日。まずは講師の近藤マ帆先生からマクラメについてお伺いしました。「マクラメとは糸を結びながら形を作っていくことです。糸やロープを結ぶものは全てマクラメなので神社仏閣に行くとたくさんのマクラメにテンションが上がるんです」と。マクラメは糸を編む事を意味していると勘違いしていたんだと気づき、同時に日本の伝統的なものにもマクラメの要素がたくさんあるのを思い出しました。
また先生は「マクラメは一昨年から韓国でブームとなり日本にも第3次ブームが来ていています。」と。第1次ブームは1970年代、第2次ブームは1990年代のミサンガブームとお話しを聞いているうちにマクラメに懐かしさを感じるのは昔、うちにあったかも?と幼い頃の記憶が蘇ってきます。
先生から初めてならハンギングか鍋敷きが良いのではとのご提案があり、自宅で使える鍋敷きをチャコールとライトグリーンの2色で作ることに。必要な分の長さの糸をカットするところから始まり、芯となる長い糸に短い糸を足しながら結んでいきます。
はじめのうちは少し肩に力が入っていましたが形になってくると楽しくなってきます。途中で何度か先生にチェックしてもらっていると「ちゃんと平たい丸になってますね。初めてで強弱なく同じ力で結んでいくのって結構、難しいんですよ。」と褒められて嬉しく、気分も集中力も上がりました。
鍋敷き作りに挑戦しました。
約1時間で完成。最後に周りの糸をカットして、クシでほぐしながらフリンジを作って出来上がり。意外にも一番難しかったのはこのフリンジの部分でした。ショップやオンラインで初心者でも簡単に作れるハンギングやタペストリー、コースターのマクラメキットも販売していて、作り方はYou Tubeなどで見られようになっているので安心してトライ出来ます。
ワークショップでは必要なコルクのマクラメボードとマクラメピンは貸してもらえますが、ない場合は段ボールと待ち針で代用出来るそうです。
手芸ブランド sawada itto はアパレルメーカーなどのニット原糸の製造販売会社が母体です。長年の技術を生かして、他にはないユニークな素材や色の糸を作っています。店内にはバッグやマフラー、帽子を始め、初心者にも作りやすい小さなキャンディーバスケットまで幅広いラインナップが揃っていて、見ているだけでもワクワクしてきます。
お家時間が長くなってる昨今、マクラメや編み物などの手芸人気も高まっているようです。編み物の好きな方や始めてみたいと思っている方は創作意欲を湧かせるのに是非、訪れてほしいショップです。
sawada itto
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