『フヌイユ』って皆さんご存知でしょうか。あまり聞き慣れない名前ですよね。『フヌイユ』を使った料理を始めとするほか3レシピをご紹介。家庭の味はシンプルに、気張らずに作ります。そう話す島田さんの料理術とは・・・?
▼前回までの記事▼
【島田順子さんのいつものご飯①】
ブローンマーケットの台所からお送りする、お気に入りの食材をご紹介。
【島田順子さんのいつものご飯②】
愛用のキッチングッズと懐かしの祖母の味をご紹介。
フヌイユの生クリーム和え
■材料と作り方■
1. フヌイユを縦半分に切って、横からなるべく薄切りに。水に30分さらす。
2.水を切り、生クリーム大さじ3、塩コショウで味を調える。
3.シブレット(なければアサツキ)のみじん切り(適量)を加え、長いまま葉を飾る。
わかめとアボカドとグリンピースの和え物
■材料と作り方■
1.水で戻した乾燥わかめ(適量)は水を切って一口大に。グリンピース(適量)は塩ゆでに。
2.アボカド2個の皮と種を外し、くし切りにする。レモン汁をかけてから、わかめと和える。
3.エクストラバージンオリーブオイル大さじ3、シードルビネガー大さじ2、塩コショウを加え、最後にグリンピースを合わせる。
魚のしんじょ
■材料と作り方■
1.タラの切り身500 g、とろろ芋か山芋(適量)、塩少々をすり鉢でする。タネはかなりゆるめのほうが出来上がりがふっくらねっとりとしておいしい。
2.タネとは別に、すり鉢で生の山椒の実を30粒ぐらいすって、1に加える。
3.スプーンでタネをまとめ、たっぷりのお湯でゆでる。生姜醤油でいただく。
キッチンにおいた小さなテーブルがレシピを考えたり、下ごしらえをする場所。ちょっとした飾りものにも島田さんの審美眼がうかがえます。
島田順子/しまだじゅんこ
デザイナー、1941年生まれ。1981年にパリで初のコレクションを発表。以来日本とフランスを行き来して、多くの支持を得る。2012年フランス芸術文化勲章シュバリエを受章。最新刊に『島田順子おしゃれライフスタイル』、著書に『島田順子スタイル』(ともに小社刊)など。お気に入りの八百屋さんでたっぷりお買い物。https://www.instagram.com/junko_shimada_paris/
『ku:nel』2016年11月号掲載
写真 松永学/取材 松永麻衣子/文 船山直子
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