【キム・ヘナさんの新たな暮らし】憧れの海辺の町での理想郷。パートナーと築く、心温まるカフェ。/後編

韓国の首都ソウルに35年住んでいた、俳優のキム・ヘナさん。都会の喧騒から離れ、穏やかな海辺の田舎町に移住。都会暮らしの頃よりも解放的な気分になったそうです。パートナーと作り上げたカフェには、たくさんのこだわりが込められています。愛する場所や人々への想いを伺いました。
前編からの続きです。

海からちょっと入った一角にあるヘナさんのカフェ「Khan」。
飲み物とヘルシーな軽食を出し、雑貨や服も置いています。

パートナーと一緒に壁を塗り直したり、彼が撮影した写真をプリントして貼ったりと手作り感にあふれていて、ビーチサンダル履きが似合う空間です。

注文を受け飲み物、食べ物を作りサーブ、会計等々、平日はほぼ1人でオペレーション。
ヘナさん作の看板。DIYが大好きで木工インストラクターの資格取得も準備中とか。
カフェは角地にあり開放感たっぷり。外のチェアやベンチもふたりでペイント。
壁にはパートナーが撮った海の写真などが。リラックスできるインテリア。
ブルーベリーとイチジク等をトッピングしたヨーグルトボウル。健康的メニューが好評。
店内の日向にて。愛犬、ブラックタンチワワのチョコ。普段はヘナさんから離れない。
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「イメージはチングチプ(友達の家)!カフェで生計を立てる目的ではなく、みんなが集まれるアジトみたいな場所が欲しかった」。

海を訪れた人ばかりでなく近所の友人知人、またソウルから多くの人がふらりと立ち寄ります。

「ヤンヤンに遊びに来て!って言いやすいのかもしれませんね」

不在の時は、近隣の店の人など誰かがカフェを見てくれたり、何かと融通も利くとのこと。とてもゆったりおおらかな世界です。

パートナーが開発した濃厚マンゴーシェイクがヒット。リコッタチーズのサラダも人気。
海辺に合うテキスタイル、ウエアを、韓国ブランドDENIZZで選んでいる。
サラダに使う野菜は自分で育てたものも入れる。裏切られない新鮮さ。
「海は見えないので海気分をテコ入れ」。ハワイの画家、ヘザー・ブラウンのアートを置く。
店が暇なときは読書など好きな過ごし方を。すべてがリラックスに帰した環境……。
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●私たちも移住しました。
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『ku:nel』20211月号掲載

写真 Kyutai Shim STUDIO HARU / 取材・文 原 千香子、Shinhae Song TANO INTERNATIONAL

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