これまでクウネル・サロンでご紹介した記事の中から、「防災の日」に読みたい記事をピックアップしました。
※記事の初出は2022年8月。
キャンプ用品は、厳しい環境のアウトドアシーンで使うことを考えられた高い機能性と耐久性から、いざというときの防災グッズとしても役にあ立ちます。
キャンプ用品を買うなら、ぜひ防災にも役に立つアイテムを。ここでは、日常からキャンプまで活躍しながら、災害時にも頼れる優秀なキャンプ用品をご紹介します。
防災グッズにもなる優秀キャンプ用品 01
コンパクトなライト
災害時に想定されるのが、停電や計画停電。「どんなに小さくても、灯りがあればそれだけで安心できる」と教えてもらったことがあります。手持ちできるLEDランタンはもちろん間違いないのですが、意外と便利なのがコンパクトなライト。
昨年、買ってよかったキャンプ用品No.1の『オガワ』のミニマライト。懐中電灯とランタンが一体になった手の平サイズのLED ライトです。握れるほど小さいサイズですが、明るさは充分で、白とオレンジの光を使い分けることも可能です。さらにモバイルバッテリーとしても使えるので、とにかく頼もしい存在。普段おうちではベッドサイドに置いています。
また『モンベル』のヘッドライトもおすすめ!手を塞がずに手元を照らすことができるので、夜のキャンプ場で大活躍してくれています。災害時に暗闇で両手で荷物を持ったり、作業をしなければいけないときに、安心感を与えてくれるはずです。
防災グッズにもなる優秀キャンプ用品 02
クッキング用品&水筒
キャンプでも、災害時でも欠かせない調理道具や器、持ち運べるガスコンロ。
一押しは、『ソトレシピプロダクツ』のどんぶり型のシェラカップ。蓋付きで、直火もOKで、1人前のうどんを茹でられます。クッカーとしての役割はもちろん、調理中のボウルや深皿、さらに保存容器として日頃から大活躍してくれる唯一無二の存在です。
また、あると便利なのが水筒。愛用は『スタンレー』と『ナルゲン』のもの。特に軽くて丈夫な『ナルゲン』は、元々は薬品容器だった高い気密性が特徴で、液体や粉類を漏らすことなく持ち運びができます。パーツも少なく、蓋を失くす心配がありません。給水にも使えるので重宝しています。
防災グッズにもなる優秀キャンプ用品 03
マルチツール
スイスのメーカー『ビクトリノックス』の名品・マルチツール。あらゆるシチュエーションに合わせて豊富な展開がありますが、私が愛用しているのは一番手軽な〈クラシックSD〉。
指ほどの超小型サイズで、ハサミ、スモールナイフ、爪楊枝、ピンセット、爪やすり、マイナスドライバーなど7つの機能が備わっています。アウトドアシーンでは、パッケージの封を開けたいときや、紙をちょっと切りたいときに重宝します。ハサミ部分で爪を切ってヤスリで形を整えられるので、長旅のときにも欠かせない存在です。
かれこれ10年ほど愛用していますが、全く劣化しない丈夫さがさすが。色も豊富なので、ぜひ好みのものを探してみてください。
防災にも役に立つおすすめのキャンプ用品をご紹介しました。キャンプの片付けをするときに、災害時に持ち出しするものだけをまとめておけば、いざというときも慌てずにすみます。いつ起こるかわからない災害に備えて、優秀なアウトドア用品をぜひチェックしてみてくださいね!
文/阿部里歩