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在パリ6年のクウネル・サロンメンバー松永加奈さんのフランスレポート。日本人にファンの多い陶磁器ブランド『アスティエ・ド・ヴィラット』。パリには本店があり、そこにはずらりと白く美しい器が並んでいます。器好きにはたまらないショップの様子を伝えていただきます。そのほか、覚えておきたいおすすめブランドも。
素敵な食器は日々の生活に彩りを添えてくれる大切なアイテム。家で過ごす時間が増えてから、そのことをさらに実感するようになりました。今回は、使っても眺めても心がときめくような、個性あふれるフランスの食器をご紹介します。
Astier de Villatte/アスティエ・ド・ヴィラット
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まずは「Astier de Villatte」(アスティエ・ド・ヴィラット)。日本でも人気のセラミックブランドです。パリ近郊で採取した土を使い、パリのアトリエで職人さんが手作りするという、文字通り「メイド・イン・パリ」の食器は、つややかな”白”が特徴。古い文学や絵画などからインスパイアされたという独創的なデザインはまるでアートのよう。思わずため息が出る美しさです。
「新品なのに漂うヴィンテージ感がいい」「何を載せてもサマになる」「置くだけで絵になる」と周りにもファンが多く、私もその1人。同じデザインでも1つ1つ微妙に違う色や形、独特のフォルム、手にしたときの馴染み感…。お店に入ると、器が棚にぎっしりと並べられた「アスティエワールド」に魅せられ、つい時間を忘れてしまいます。
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Astier de Villatte/アスティエ・ド・ヴィラット
●サントノーレ店:173 Rue Saint-Honoré, 75001 Paris
●トゥーロン店:16 Rue de Tournon, 75006 Paris
CARRON /キャロン
そのアスティエの創業者の妹さんが立ち上げた「CARRON」(キャロン)も話題。使う素材や作業工程、艶のある乳白色の仕上がりはアスティエと同じですが、モチーフに遊び心やかわいらしさを感じるデザインの世界観が注目されています。
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CARRON /キャロン
パリの百貨店『ル・ボン・マルシェ』などで販売。
Le Bon Marché:24 Rue de Sèvres, 75007 Paris
Alix D.Reynis/アリックス・デ・レニス
そして、ジュエリーなども展開する「Alix D.Reynis」(アリックス・デ・レニス)の磁器。初めて見たときに「洗練されたパリっぽさ」を感じて以来、そのセンスが気になって、幾度となくお店に足を運んでいます。こちらも1点ずつ手作業で作り出されているそう。アンティークのテーブルにも、ポップなテーブルクロスにも合う万能さも魅力で、繊細さと温かみを併せ持つ飽きの来ないシンプルなデザインが、パリで愛されています。
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Alix D.Reynis/アリックス・デ・レニス
●14,rue Commine 75003 Paris
●22 rue Jacob 75006 Paris
生活の傍らにお気に入りの器があると、コーヒーを淹れるのもおかずをよそうのも、ちょっと楽しくなる気がします。食事は毎日のことなので、気分が上がるプラスアルファは大切。あとは料理の腕を磨くだけ…、あ、でも素敵な食器は何を入れてもキマるから大丈夫です(例え私の料理でも)!
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