お世話になった人に差し上げるお菓子も、 自分を癒すとっておきのスイーツも。「やっぱりこれが好き 」と思えるものを。スタイリスト・吉岡彰子さんのお気に入りを伺いました。
吉岡彰子/よしおかあきこ
料理雑誌や書籍などのスタイリングを行う。器選びのセンスはもちろん、世界観のあるテーブルスタイリングに定評がある。フランス伝統の厚紙工芸「カルトナージュ」が趣味のひとつ。
包みをあけるとふわりと洋酒の香りが漂い、真っ黒な見た目にも期待が高まります。「熟成が進むとフルーツミックスが見えなくなるほど生地になじみ、しっとり奥深い味わいになるんです」
料理雑誌や書籍などでスタイリングを行う吉岡彰子さん。仕事柄、お礼のお菓子を購入することも多く、その中でも一番のお気に入りが『カストール』のダークケーキだそう。
「季節に合わせたお菓子選びは楽しい時間ですが、私には、このケーキの出番を待つ時間がとても幸せです。常温で長期保存できるのもうれしい魅力で、2本を常備しておき、ここぞというときに持参しています」
また、長年お気に入りだという普段のおやつは、バタークリームと薄い生地を組み合わせたモカロール。
「冷蔵庫でしっかり冷やして食べるのが好きです。フォークを入れると弾力を感じ、口に入れるとやや塩みのあるバタークリームが広がります。長年、 変わらないおいしさにホッとします」
●差し上げ菓子●
カストールのダークケーキ
●普段のおやつ●
成城アルプスのモカロール
『ku:nel』2021年5月号掲載
写真/近藤沙菜、取材・文/結城 歩
●そのほかの、差し上げ菓子と普段のおやつ
◎忙しいときこそ甘いもの。 徒歩3分圏内のおやつに支えられて。
◎ 正統派のおやつには長く愛される理由があります。伝説のミルフィーユと行列のどら焼き。
◎お菓子好きが太鼓判!『オーボンヴュータン』と『ジョエル・ロブション』の定番焼き菓子。
◎お菓子を介して会話も弾む。だから大切なコミュニケーションツールです。