予約の取れない料理教室『たまごはん©』の絶品レシピ「ジューシー唐あげ」。レシピ動画も公開!

料理の達人が辿りついたレシピの数々を参考に、おなじみの定番料理の作り方を改めておさらいしませんか?今回は料理教室『たまごはん©』の濱守球維さんが作る「ジューシー唐あげ」。ぜひ参考にしてみて。

PROFILE

濱守球維/はまもりたまい

料理家。ケータリング&料理教室『たまごはん©︎』を主宰。レコード会社を退職後、渋谷ののんべい横丁で、小料理屋の店主を7年務め、料理の腕を磨く。現在は料理家としてワークショップやフードイベントなどを幅広く手掛ける。

濱守球維さんの動画も公開!クウネル公式YouTubeチャンネルからご覧ください。

唐揚げは、臭みや嫌な食感を避けるために、下処理で余分な筋や脂肪を取り除き、ビールに25分漬け込んでおく。揚げ粉はかたくり粉7割、上新粉は3割がベスト。納得のいくおいしさにたどり着くまで、数えきれない試行錯誤を繰り返してきたと言います。

「理数系が得意なので、分量や工程を組み立てるのは得意。下処理は面倒ですが、やらなかった時の差がわかっているので、納得いく味にたどり着くための手間は惜しみません」

「ジューシー唐あげ」の作り方

大好物の鶏の唐揚げは、自分がおいしく食べたいがために、あらゆるレシピを試しました。

ビールに漬け込む方法にたどり着いてからも、漬け込む時間に試行錯誤を重ねた結果、25分がベストと判明。下処理が面倒に感じることがあっても、仕上がりの差がわかっているから、おいしくなるための手間は惜しみません。料理教室でも人気ですし、鶏肉は苦手だった実家の父も、この唐揚げは喜んで食べてくれるんです。

「ジューシー唐あげ」のレシピとポイント

◎材料(2人分)

鶏もも肉1枚(300g)、ビール100㎖、揚げ油 適量、塩小さじ1/2  黒胡椒小さじ1/3、生姜の搾り汁1かけ分、にんにくのしょうゆ漬けすりおろし1/2かけ、花椒パウダー小さじ1/3、かたくり粉 適量、上新粉 適量

◎作り方

1.鶏もも肉はできれば塊肉を用意し、余分な筋や脂肪を包丁で取り除いてから適当な大きさに切り、ビールに25分漬け込んでおく。

2.ザルに15分ほど上げ、しっかり水気を切った鶏肉に、1/2量ずつ塩を揉み込んでいく。塩は2種使うと味に膨らみが出る。

3.調味料は胡椒、生姜の搾り汁、にんにくのしょうゆ漬けのすりおろし、花椒パウダーの順番に入れ、調味料を加えるたびにしっかり肉に揉み込む。下味がなじむまで30分ほど置いておく。

4.皮で身を巻き込むようにして、皮が外側に来るように整えながらかたくり粉7割、上新粉3割をブレンドした粉をまぶす。

5.175℃に熱した油にをそっと入れる。パチパチした音が大きくなったらひっくり返し、パチパチ音がおさまってきたら油から取り出す。

 

食感を邪魔する筋や余分な脂肪は、骨に沿ってついているので、塊肉を下処理してからカットした方が簡単です。

ビールに漬け混んで鶏肉がやわらかくなったところに、調味料を順番に揉み込んで、下味をしっかりなじませます。

皮を身の内側に巻き込んでしまうとベチャッとなる原因に。皮で身を包むように整えながら粉をまぶします。

揚げ始めはあまり触らず、パチパチ音が強くなってきたら上下を返してさらに揚げます。

『クウネル』2023年7月号掲載 
写真/玉井俊行、取材・文/吾妻枝里子

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『クウネル』No.121掲載

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