【三浦由美子さん × デニムパンツ】カジュアル派の定番アイテム、どう今っぽく着こなす? スタイリストのアップデート術。
「定番」という言葉にあぐらをかき、つい更新を怠ってしまいがちなアイテムを、服のプロたちはどう更新してる? 選び方と着こなしのコツをスタイリストの三浦由美子さん伺いました。
旬のバレルレッグデニムはオールホワイトで軽やかに。
❶袖口をたくしあげて抜け感をつくる。
❷ウエスタンブーツで秋らしいニュアンスを。
「膝まわりにボリューム感の出るバレルレッグデニムは、白のデニムジャケットを合わせてすっきりクリーンなイメージに」。ゴールドのロゴがアクセントの『ラッドミュージシャン』の白Tシャツや、メンズライクなウエスタンブーツでさりげなく個性を。
『キムへキム』のバレルレッグデニム
樽(バレル)のようなシルエットが特徴の新定番。「話題のブランドや新しい形に挑戦してみたいなと思い、最近韓国で購入しました」
「ヨガの日以外はほぼデニムかも?」というほど、デニムをこよなく愛するスタイリストの三浦由美子さん。ロックテイストがお好みで、タイトなスキニーデニムにニーハイブーツが定番の時代もありましたが、60代の今はストレスフリーなワイドデニムが一軍です。
王道ボーダー合わせはバランスを更新!
❶トップスは短丈でウエスト位置を高く!
❷服はシンプルに、小物使いで遊びを加える。
ワイドデニムのボリューム感が際立つショート丈ボーダーを合わせ、ヘアもコンパクトに。「デニム×ボーダーは永遠の定番ですが、体型変化や流行に合わせてアップデートを忘れずに。ビッグシルエットのボトムにコンパクトなトップスでメリハリを意識しています」
『ハイク』のワイドデニム
立体的なワイドシルエットでどの角度から見ても抜かりなし。「何にでも合わせやすく、今年一番よくはいています」
「ここ数年のビッグシルエットの流行もあり、すっかりワイド派に。無理に細いものをはこうとせず、むしろサイズアップしたほうが腰まわりにゆとりが生まれて、自然に今っぽいバランスがつくれます。ボトムにボリュームがあるぶん、トップスをコンパクトにしたり、手首やデコルテを見せて抜けをつくるのを忘れずに」
ブラックデニムで大人のレイヤード。
❶小物も黒で辛口に引き締め。
❷程よいボリューム感が今どきバランスのカギ。
バランスが難しいデニムのレイヤードも、三浦さんの手にかかればモードな印象。『ドリスヴァンノッテン』のメンズのカフタンに『イヴサンローラン』のローブを重ねて。「ロング丈のレイヤードには、ブーツカットのボリューム感がちょうどいいんです」
『リーバイス』のブーツカットデニム
『ビオトープ』別注の『リーバイス』。「脚のラインを拾わないゆるやかなブーツカットで、どんなアイテムともバランスがとりやすい」
今の気分や体型、トレンドにあわせてワードローブを定期的に見直しているという三浦さん。デニムのような定番アイテムこそ、シルエットやサイズ感の見直しが大切だと言います。
「自分に合うデニムを見つけるためには、固定観念にとらわれず、いろんなタイプをたくさんはいてみること。新しいデニムはそれだけで旬のバランスが完成しているので、話題のブランドや形にも挑戦してみて。しっくり来るものに出会ったら、それが正解です」
PROFILE
三浦由美子/みうら・ゆみこ
エッジィなスタイリングで幅広く活躍。2021年に国際薬膳師の資格を取得。ヨガと瞑想に出会い、食とウェルネスライフを研究中。
『クウネル』2026年11月号掲載
写真/玉井俊行、取材・文/吾妻枝里子
SHARE
『クウネル』NO.141掲載
どんな大人になりたいか?
- 発売日 : 2026年9月18日
- 価格 : 1,100円 (税込)