51歳の今は、ネイティブアメリカンテイスト、デニム、白ブラウスが定番に。ヴィルジニー・グアリスコさん/後編【パリジェンヌのスタイル遍歴】
年齢とともに移り変わる暮らしぶりや装い。人間としての成熟を愉しみながら暮らすパリの女性たち。ヴィルジニー・グアリスコさんにスタイル遍歴とこだわりを伺いました。
年齢を重ねることを愉しみ、おしゃれも成長し続ける。ヴィルジニー・グアリスコさん/前編【パリジェンヌのスタイル遍歴】からの続きです。
さまざまなファッション遍歴を経て、今は引き算の美学
ファッションもまた、年齢とともにアップデートを重ねてきました。10代半ばはミニスカートにダボッとしたメンズシャツ、ウエスタンブーツを合わせ、「甘い服には必ずメンズライクな要素を混ぜる」のがマイルールだったそう。
18歳の頃は肌を見せる野性的なスタイルや、ヒールを好んでいました。20代後半はブランド勤務時代で、大人っぽいパンツスタイルと白シャツ。30代は着物を纏うボヘミアンスタイル、40代はレザーパンツとオーバーサイズの黒ジャケットで決める80年代風のロック・シックを好んで着ていたそうです。
そして51歳の今は、ネイティブアメリカンテイスト、デニム、白いブラウスが定番です。
「忙しい朝は、白いブラウスに黒いパンツかデニム、『チャーチ』のローファーにブルゾンを羽織るのが私のスタイルです。唯一18歳の頃から変わらず好きなのが、白Tシャツ×デニム×コンバースの組み合わせ」
カラーパレットはネイビー、白、黒、ベージュ、カーキなどのニュートラルカラーが中心。
仕事の日は『セリーヌ』のカシミヤジャケットに『マイ・サンデー・モーニング』のブラウス、ヴィンテージの『リーバイス』501、『ヴァレンティノ』のクラッチと『チャーチ』の靴を合わせて。
レストランへ行く日の装い。スカジャンは日本で購入。「モノトーンにバッグのグリーンでアクセントをつけました。短めのジャケットを着るときは、オーバーサイズのパンツを合わせるのが私流」
左から『クロエ』、『サンローラン』、『エトロ』。「『エトロ』はテキスタイルが綺麗で大好き。『サンローラン』はモノトーンの着こなしのアクセントに」
「年を重ね、カシミヤのように肌触りの良い上質な素材が心地良い、と感じるようになりました」
実は日本の女性からの影響も。
「日本の女性の装いはシンプルでエレガント。全体のバランスが完璧です。ミニマリズムに対する素晴らしい感性を持っていると思います」
そのひとつがパンツスーツ。
「ジャケットとパンツの組み合わせが大好き。ヒールではなく、マニッシュなフラットシューズを合わせます。白いTシャツにジャケットを合わせ、上質なバンダナを巻くだけでアクセントになります」
『イザベル・マラン・エトワール』のコートを主役にエスニック・ボヘミアン・シックなスタイル。19世紀の男性用ウェディングブラウスとレザーベスト、ヴィンテージの『リーバイス』501で。
ボヘミアンテイストの着こなしに欠かせないインディアンジュエリー。左の2本はパリの老舗専門店「アルポ」。右は自作。
さまざまなファッション遍歴を経て、今は引き算の美学とナチュラルメイクを心がけています。
「そしていつも笑顔でいること。それが一番大切だと思います」
PROFILE
Virginie Guarisco/ヴィルジニー・グアリスコ
『マイ・サンデー・モーニング』デザイナー
仏リール生まれ。パリのESMOD/ISEMでファッションを学び、7年間『ナフナフ』でバイヤー、デザイナーとして経験を積み、2005年に独立。2012年現ブランドを立ち上げる。Instagram:@mysundaymorning.fr
『クウネル』2026年11月号掲載
写真/篠 あゆみ、コーディネート・文/木戸美由紀、編集/今井 恵
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『クウネル』NO.141掲載
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