インテリアもファッションもヴィンテージが好き。古いものと新しいもの、様々なテイストを自分好みにミックスするのが楽しいと言うYOUさん。ご自宅の家具はほとんどがヴィンテージで、30年近く愛用しているものばかりだそう。「インテリアの好みが定まってきた30代、経済的にも余裕が出てきたので、とにかく好きな家具を集めましたね。中国、日本、ヨーロッパ......私なりに調和するバランスが完成したので、今のところ変えたいと思わない。揃えたものを長く愛用しています」

玄関には中国家具を並べたコーナーがあり、この木台もそのひとつ。「昔はいいヴィンテージ家具店がたくさんありましたが、今は探すのが大変ですよね。価値を知らない息子が、私が死んだら全部処分しちゃいそうなので、その前にしかるべき人にお譲りできたらいいな」

社会人になった息子が子供の頃に着ていたヴィンテージのＴシャツは、サイズアウトしたものを額装してディスプレイ。「着られなくなった子供服は、友人に譲ったりもしましたが、思い入れのあるものは他にもいくつかとってあります。自分の洋服は仕事柄、シーズンごとに一新するのですが、やっぱり好きなものは手放せない。出番があるかどうか分からないけれど、好きな服が増えていきます」

小学生時代から大好きなスヌーピーグッズも、手放せないもののひとつ。「私が子供の頃愛用していたスヌーピーのシーツも大切にとっていて、息子が小さい時に使っていました」。物持ちがいいですね、との言葉に「物がいいんじゃないですか？」とYOUさん。「今は手頃な価格でなんでも揃いますが、昔はきちんと作られた質の高いものが多かった気がします。年月を経ても変わらずに良い物、気に入った物を長く大切に使っていきたいですね」

定期的に断捨離をするものの、好きなものを厳選して残すため、年々手放せないものの割合が増えてきて困ると笑います。「年齢とともに暮らしを縮小したいと思っているのですが、今は思い入れのある、大切な物に囲まれた暮らしを楽しんでいます」