前髪だけのブリーチや、さりげないハイライト、バイヤレージュなど、落ち着いた雰囲気の中に、周りと差のつく個性が光るカラーヘアも注目の的!白髪染めやグレーヘアへの移行の際にも挑戦しやすいのも嬉しいポイントです。今回は、なりたい雰囲気を叶えた、魅力的なカラーヘアの皆さんに色の秘密やこだわりを教えていただきました。
前髪のインナーブリーチだけでおしゃれ感とインパクト抜群に。
千頭絹代さん/コーディネーター
かっこいい!似合う!羨望の雰囲気です。髪の色も髪形もいろいろ経験してきた千頭さんが、前髪インナーだけのカラーリングにたどり着いたのは、4カ月前。「一回ブリーチしたら長くもっていて。楽ですし、おすすめです。カットも相まって最高にお気に入り」。行きつけサロン MARCCO の増田和子さんによると、「ブリーチ後にオレンジ味を消すカラーを入れるのがポイント」とのこと。さらに大人色をテクスチャー違いで表現するアレンジのセンスにも敬服です。
憧れのグレイッシュに向け、部分ハイライトで明るく移行中。
秋山千沖さん/主婦
顔を縁取るハイライトが実に華やか。躍動的な外はねと合わさって秋山さんの快活さを際立てます。「目指すはグレイッシュなトーンのクールな髪色です」。年頭に白髪染めを施した真っ黒な髪からの移行を決意。 まず内側をブリーチして明るい分量を増やしながら、グレー系の色みをオン。3回のカラーリングを経た今の色は途中段階とは思えないほど素敵。さらにハイライトを入れたおかげで「白髪のストレスも格段に減って快適です」。
何層も重なった淡いベージュが上質なナチュラルカラーの秘密。
藤田三保子さん/女優・シャンソン歌手・画家
軽やかなベージュを満喫中の藤田さん。「この色にしてから前髪もカット。今までスリークな髪型が多かったのでふんわりヘアが新鮮です」。 エアリーさを醸し出す単調ではない色合いは自然な陰影がカギ。ヘアを担当する mod’s hair の恩田嘉寿美さんいわく「バレイヤージュという技法で毛先にかけてナチュラルなハイライトを作っている」そう。何度か重ねることで濃淡のベージュをブレンド。品よく柔らかい明るさでまさにお手本!
ほんのりとピンクが利いた、独特のペールラベンダーに注目。
白壁愛子さん/無職
よくある白髪の黄ばみ消しで染める紫とは違う、淡くチャーミングな色は、朗らかな白壁さんの雰囲気にぴったり。最近この色にしたそうですが、そもそも色遊びにはまったのはおこもり生活の気分転換から。「最初はメッシュを入れて白髪と黒髪、金髪が混ざるところにピンクをのせてもらいました。評判がよくてすっかり夢中に」。ヘアマニキュアで染めているためカラーチェンジも簡単。次は「サーモンピンクにしたい」と意欲的です。
『ku:nel』2021年11月号掲載
写真/徳永 彩 取材・文/原 千香子、薄葉亜希子
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